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喧嘩は外国語でするといいのかも

わたしの友人は、大学時代オーストラリアに交換留学していたとき、韓国人のボーイフレンドができた。

もちろん私の友人の母国語は日本語で、彼の母国語は韓国語だ。

だから、彼らは英語で会話をしていた。

彼女も彼も英語はネイティブレベルではなく、思ったこと考えたことが自然と口から出てくる段階ではなかった。

頭の中で自分の考えを英語に変換して、組み立ててから会話をしていたようだ。


やがて、二人は同棲し始めた。

家でも大学でも一緒。

長い時間を一緒に過ごせば、それなりにお互いへの不満が出てくる。

でも喧嘩はなかったらしい。

理由を聞くと、

「日本語だと、『くそ』とか『ムカつく』とか汚い言葉が瞬発的に出てきちゃうけど、英語だと、そういう汚い言葉が自然と出てこないの。
それに、これって英語でなんて言うんだろう?って言いたいことを考えているうちに、お互い冷静になって、口論するのがバカバカしくなっちゃうんだよね。」

とこたえてくれた。


自分にとっての母国語(=自在に扱える言語)だと、汚い言葉や思ったことが反射的に口からでてしまうけど、後天的に学習し、且つまだ完璧に自分のものになっていない言語を使うと、それがないし、嫌だったことや相手へのムカつきポイントを英語に変換してるうちに、イライラしてる自分を客観視できるそうだ

なんか、ちょっとしたライフハックみたい。

喧嘩する時は英語使ってみたら、なかなかいいかも、
と、外国語を話すメリットの一つを新たに発見した。


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