Everyday Fusion!!!

東京の国立大学で応用言語学、特に英語教育を専門に研究してる院生(M2)。 フュージョン…

Everyday Fusion!!!

東京の国立大学で応用言語学、特に英語教育を専門に研究してる院生(M2)。 フュージョンが好きすぎて、連載を始めました。

最近の記事

ポスト・コロナ時代の新世代フュージョン 

これは事件です! まさか、世界最先端のフュージョン音源が、この日本国内で、しかも国内盤として正式リリースすることになるとは夢にも思っていませんでした。その作品とは… Jack Gardiner & Owane "Of the Quantum Multiverse" この記事では、ポスト・コロナ時代に彗星の如く現れた、このスーパー・ユニットのデビュー作について書いていきたいと思います! Jack Gardiner & Owaneってだれ?まず、今作の主人公であるJack

    • Cutting-Edge Fusion Music? -最先端フュージョンの着地点を考察する

      みなさん、こんにちは! 久しぶりの記事となりますが、今回はフュージョンについて、従来とは全く異なる視点で分析・考察をしていこうと思います。 さて、何を分析するか…? そう、タイトルのとおり、最先端のフュージョンです! 「最先端のフュージョンの着地点はどこなのか?何をやっているのか?」 これを包括的に考えていき、これまで世に出てきた数多のディスクガイドとは全く異なる視点でフュージョンの現在地を考察しようという、かなり壮大な試みなのです……!! はじめに最初に断ってお

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      • 孤高の求道者、Allan Holdsworthに思う−完璧主義と「瞬間の美学」の音楽論

        こんにちは! 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? Everyday Fusion!!!の今回の記事では、タイトルにもありますように、Allan Holsworthという人物を特集して、その魅力に迫りたいと思います! 一応、前置きをさせていただきます。 今回はあくまで「音楽論」ということでAllan Holdsworthを概論的に特集しますので、詳しい奏法、理論、サウンドメイキングなど、各論的・専門的な部分に関しては書けばキリがありませんし、筆者自身も理解しきれませんし

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        • 「世界一うまいギタリストは誰だ⁈」−フュージョン編

          こんにちは! Everyday Fusion!!!、第7回目の連載でございます。 前回の記事での予告しましたように、今回のテーマは 「ギター・フュージョン」 つまり、ギタリストが主役となるフュージョンということで特集をしていこうと思います! ギタリストのフュージョンというと、その筋の方ならまずは Larry Carlton "Larry Carlton" (1977) Lee Ritenour "Captain Fingers" (1977) George Bens

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        ポスト・コロナ時代の新世代フュージョン 

          「北欧の貴公子が拓くフュージョン新世界」Jonathan Lundberg "Iterations"

          こんにちは!! Everyday Fusion!!!の第6弾記事が書きあがりました。 これまで、「ハードフュージョン」「ピアノフュージョン」「ベースフュージョン」と各回でテーマを設定して書いてきましたが、今回のテーマは 「ドラムフュージョン」ドラマーがリーダーとなるフュージョン作品ということですね。 楽器のプレイヤーの中でも、フュージョンを演奏できる人は得てしてレベルが高いことは以前の記事でも書いたとおり!ドラマーでは、Vinnie ColaiutaやSteve Gad

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          「最高峰のファーストコールベーシストNathan East キャリア初のソロアルバム

          こんにちは!!! Everyday Fusion!!!の第5弾の記事でございます。 今回ピックアップする作品は、前々回の記事のラストで書いた分類の中では「ベース・フュージョン」になるものであります。すなわち、ベーシストのリーダー作品ということになりますね! さっそくですが、今回取り上げる作品をご紹介いたしましょう。 Nathan East "Nathan East" (2014)Nathan Eastは以前にも取り上げました、ドラマーのSimon Phillipsと同じ

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          [番外編~ライブレポート~]Simon Phillips "Protocol" 30th Anniversary Tour

          こんにちは!! 今回はEveryday Fusion!!!の番外編として、先日行われましたSimon Phillipsの初ソロ作 "Protocol"(1989)の30周年アニバーサリーツアーのライブレポートをお届けいたします! Simon Phillipsについては第3弾の記事で詳しく触れました、イギリス出身でメタル・ハードロックからジャズ、ポップスまでオールジャンルを叩けるスーパードラマーでしたね。僕は6月9日、赤レンガ倉庫内にあるライブレストラン、Motion Blu

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          ピアノ・フュージョン史に燦然と輝く大名盤 David Benoit "Freedom At Midnight"

          こんにちは!!! Everyday Fusion!!!、第4弾の記事でございます!! 先日、元号が「令和」に改元され、新たな時代を迎えようとしておりますが、前回の最後でアナウンスしたジャンルの中から今回ピックアップする作品は、「ピアノ・フュージョン史の新たな時代」をもたらした大名盤 David Benoit "Freedom At Midnight"(1987) でございます。 初回は僕が初めて知った思い出のフュージョンとしてLee Ritenour "In Rio"を

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          「平成最後」の大傑作フュージョン作 Simon Phillips "Protocol Ⅳ"(2017)

          こんにちは!! Everyday Fusion!!!の第3弾記事でございます。 ここ最近、新たな記事を書く余裕がなく、しばらく間が空いてしまいました。。。久々の更新となりますね。 第1弾記事では僕自身のフュージョンとの出会いから始まり、フュージョンというジャンルそのものの魅力を取り上げ、前回記事では方向性を一気に変えて「ハードフュージョン」をピックアップし、その魅力に迫っていきました。 まず、今回のテーマを何にしようかと色々考えておりまして、いくつかの候補で迷っておりまし

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          「ハードフュージョンってなに?」 Howe/Wooten/Chambers "Extraction"

          こんにちは!!! Everyday Fusion!!!の第2弾でございます!! さて、今回のテーマは 「ハードフュージョン」この言葉、僕自身もいつどこで耳にしたかすら覚えていませんが、今回ご紹介いたします名盤は、僕が「ハードフュージョン」の何たるかを本質的に理解した(つもりの?)きっかけとなったものです。 「ハードフュージョン」なるフュージョンの形態について、今のところ1つ推測できることがあります。それは、「海外にこの概念は存在しないだろう」ということ。以前フュージ

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          「フュージョンの原体験」 Lee Ritenour

          こんにちは! 「フュージョン」という音楽に焦点を当てた本Everyday Fusion!!!、第1弾は、70年代に現れたギターヒーロー、Lee Ritenour(リー・リトナー、1952〜)のソロ7作目 "In Rio"(1979)をピックアップしていきます! (写真のレコード左側にあるサインは、2年前のライブで本人に書いてもらったものです) あれは2012年、中学1年生の夏のこと。東京のとあるサンバチームで活動している叔母が大量のCDを持ってきました。量にして優に数十枚

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          Everday Fusion!!! 開設します!

          初めまして!! この度、”Everyday Fusion!!!”と題して、noteを開設いたしました。 当方、平凡な大学生ですが、「フュージョン」という音楽ジャンルが大好きでありまして、「マジでいろんな人に聴いてほしい!」「フュージョンの素晴らしさを多くに人に拡散したい!」という思いが日に日に募ってまいりましたので、このような形で発信していこうと思います! 「フュージョン」とは一言でいうと、「ジャズとロックが融合した音楽」のことであります。決して大衆ウケのいい音楽ではない

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