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2020年、私のマンガBEST5

早いもので2020年の12月も一週間が過ぎたようです。

いやはや早い早い。
いや、もはや怖い怖い。

それくらいに時は轟々と流れているなと感じます。

さて、そんな年の瀬、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私はつい先日からいよいよダウンジャケットなるものを羽織だし、
これはいよいよ、いよいよだな、いよいよ、と感じました。

冬がはじまるよ、ホラ、また僕の側で。

そんな気分で街角を歩いたりしています。

そんな年の瀬で相変わらずtwitterを眺めていましたところ、
「#2020年私のマンガBEST5」なるハッシュタグが、
えんやとっとえんやとっとと流れて来るではありませんか。

これは漫画好きとして参加したさみが溢れる感じです。

ちなみに、私が読んだ漫画はこちらに羅列しています。

だいぶ書き漏れているものがあったするので、
実家に帰った時にでも追記しようと思っています。

さて、そういう訳で漫画好きとして、
「2020年私のマンガBEST5」を早速選ばせていただきました。

しかし、「早速」といっても「即座に」選べる訳ではないのです。

何せ甲乙付け難い、心に残る大好きなマンガばかりです。

しかし、その中でも敢えてどうしてもどうにかしてどうにかこうにか
「選択をしろ、さもなければ……」と脅されたと仮定すれば、という
形容詞やら状況設定やらを複数付けた上での選抜したものがこちら。

なお、「天邪鬼」という鬼は滅されませんでしたので悪しからず。

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えぇ、既にタイトルの画像でネタバレ必至なのですけれども。

そう、そんな訳ですので、せっかくではあるので、
今日はこの辺りのマンガについてお話をしてみよう、
私としてはそう思ったりしたのです。

しかし、もはやランキング形式にする必要もなく、
私のベスト5の結果は丸見えであります。

心の中のベスト5はいつもこんな具合だった。

そんなフワッとしたブギーバック感もなく、
ただただ、はっきりきっかりばっちりしっかりくっきりはっきり、
ベスト5ってな訳なのです。

そんなベスト5をシェキラっとコメント付きでご紹介です。


■東京トイボクシーズ

<オススメポイント>
e-sportsという新ジャンルを真正面から描いた作品。
そんな短いコメントでは何を言っているかわからないって?
いや、読めばわかる。
そう言いたくなる胸熱さです。

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ほら、こんな熱いコメントが満載です。

作者「うめ」さん本人がこんな感じでコメント集をまとめています。

このコメントを読んで、少しでも刺さったものがある方。
ぜひ読んでみてください。本気でオススメです。

ちなみに、うめさんのあまりの大ファンな私は
「オンラインサイン会」なるものに参加しています。

その様子などはこちらでどうぞ。

さて、シェキラっと言った割には、
のっけからスクロール多めの展開じゃねぇか、このクロブチ野郎。

そんな声が僕の脳内で響き渡っているので、
ここまで読んでいただいた方はどうか冷静に沈着に。

貴方は、このようなのらりくらりとした文章でも
めげずに耐え抜いた寛大で柔和な御心の持ち主の偉大なる御仁です。

ありがたや、ありがたや。

さてさて、続きへと参りましょう。

■ながたんと青と-いちかの料理帖-

<オススメポイント>
まず、なんと言っても料理が美味しそう!
そして、主人公である女性料理人のいちかさんの強さに感動する。
それでいて、ちょっと不器用だけど少しずつ進展していく
二人の信頼関係にもどかしくなりつつもきゅんきゅんする。
とにかく優しさと美味しさで包まれている漫画。
きっとそのうち賞とか獲るよ。

そう、きっとそのうち賞とか獲るよ。

大事なことなので二度繰り返させていただきました。

一話だけなら無料で読めるようなので、
ちょっと疲れたな、そんな時にはぜひお手に取ってみてください。

■アニメタ!

<オススメポイント>
アニメ制作現場の悲喜交交を描いた作品。
とにかく名言ばかりで、一仕事人として背筋がピントなる思い。
アニメタ!とSHIROBAKOを観るとアニメ関係者への感謝と尊敬を抱きます。

アニメ制作といったら「SHIROBAKO」が有名ですが、
「SIROBAKO」が制作の話だとしたら、
こちら「アニメタ!」はThe クリエーターのお話です。

そして、「アニメタ!」には名言しかない。

はい、断言してみました。

辛いことも楽しいことも酸いも甘いも噛み締めて、
それでも前向きに頑張る。

そんな仕事人に、私はなりたい。

ちなみに、「アニメタ!」「SHIROBAKO」と合わせて読みたい
「刷ったもんだ」もオススメです。

お仕事系の漫画だとその他にも
重版出来!」「サプリ」「働きマン」なども名言だらけですね。

はい、皆様、着いてきていただいてますか?

着いてきていないですか?

そうですか……

それでも良いのです。

このタイミングで2020年No.1を出そうというあたりが、
まさに「天邪鬼」と書いてクロブチと読む由縁でしょう。

あれだけ人気なのに、どうして滅されなかった、私の鬼よ。

■さよなら私のクラマー

<オススメポイント>
世の中に星の数程あるのでは!?と思われるサッカー漫画の一つです。
しかし、星の数程ある中においてきっと唯一無二と思われる
「女子サッカー」に焦点を当てた漫画です。
それだけに通常のサッカー漫画とは一線を画すものがあります。
若者たちの成長が、次世代に繋ぐという気持ちが、
そして、がむしゃらにサッカーを愛する彼女たちが、
どうしたって僕の涙腺を崩壊させるのです。

子供にも大人にも読んで欲しい漫画2020グランプリがあれば、
ダントツで一等賞を与えたいと思います。

受賞おめでとうございます!!

「さよなら私のクラマー」は大切なことをたくさん教えてくれます。

例えば、これ。

うす!貫くっす!!

なんて、茶化してしまいましたが、
実はこのセリフも実はめちゃくちゃ素敵なシーンなのですよ。

そんな素敵なシーンばかりの「さよなら私のクラマー」。

今年の本気と書いてマジと読む一推し作です。

「推し」といえば、これも衝撃作でした。

芸能界×ヲタク×ミステリー!?

謎ジャンルなのに成立しているのが凄い。
コマ割りも作画もテンポも会話の掛け合いも面白い。
レベルの高い作品です。

推しの子

さてはて、長い旅路にお付き合いいただきありがとうございます。

最後の最後にご紹介するのは、こちら。

■違国日記

<オススメポイント>
「フツーの人間の感情ってこうだよなぁ……」という絶妙な線を、
ヤマシタトモコさんらしい視点と言葉の選び方で、
良い意味で淡々と丁寧に描いている作品。
それでいて「フツー」とは少し異なる面を持つ二人の女性が主人公。
そもそも「フツー」ってなんだろう?何が「フツー」なんだろう?
「異国=異なった」ではなく「違国=違う」というタイトルからも、
「違っても受け入れることはできる」という温もりを感じる作品。

ヤマシタトモコさんの作品の主人公は、
引っ込み思案だったり、強気だったり、やさぐれていたり、
少し、というか、かなり大変な過去を持っていたり、
そういういわゆる少々影のある人物が多い。

それでも元気には振る舞えるし、
実際に明るいキャラだったりもするけれど、
それでもどこか達観しているようなところもある。

それが妙にリアルで、実在の人物なんじゃないか、
そんな妙な錯覚に陥ります。

その辺りの妙な錯覚は売野機子さんにも感じたり。

ルポルタージュ-追悼記事-

高野雀さんにも感じたり。

しょうもないのうりょく

リアルな存在だけれど、実在はしない。

そんな人物を、物語を描けることに尊敬をし、
心が奪われるのです。

そうそう、あともう一つだけ。

ファンタジーなので、決してリアルな存在ではないけれど、
設定の細かさでリアルさを見事に表現している作品についても、
どうしても触れておきたくなりました。

そうです。
「葬送のフリーレン」です。

こちらは迷った末にランキングに入れることをしなかったのですが、
味がありとても良い作品だと思います。

葬送のフリーレン

さてさて、長々とツラツラと思い付くままに
「#2020年私のマンガBEST5+@」を紹介させていただきました。

皆さんが今年読んだ漫画で、小説で、映画で、アニメで、エトセトラで、
誰かに語りたくなるほど心に残った作品はどれでしたか?

ぜひぜひ僕にも皆さんの心のお裾分けをしてみてください。

そして、僕が好きな漫画はこちらにも載っています。
天邪鬼なクロブチの野郎が好きだという漫画です。

残念ながら、鬼もいなけりゃ巨人もいない。

そんなクロブチです。


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