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飽食

映画「ひろしま」を見た

はだしのゲンにもあった描写だけど
目の前で愛する人が焼死していくという現実
動かすことのできない瓦礫や梁に挟まれた女性が放つ
「私のことはもういいからあなたは早く逃げてください 子供をよろしく頼みます」
為す術のない無力感

戦争映画を見ていつも感じるのは
我々の今の平和な世の中は彼らの魂が土台となって成り立っている

それを忘れた愚かな大人が「死刑になりたい」という自分勝手な理由で
今日もジョーカーに扮した仮装で周りの人を殺す

この飽食時代だからこそ
今の人たちは平気で「死にたい」「人生はクソ」「暇〜」などと軽率に発してしまう
戦時中の彼らのことを考えると
ぬるま湯に浸かる私たちがそんな甘えた口を利いていいのだろうか

喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間
戦時中に無残にも亡くなった彼らに失礼のないように
自分も改めて日々気を引き締めて生きていかねばならない

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