人生

1.

中田英寿は「人生とは旅であり、旅とは人生である」と説いてサッカー界を引退した

目標とゴールは必ずしも一致しない
旅にしろ人生にしろ、どんだけ綿密に計画しても到着した場所は最初に思い描いていた目標とは違うかったって人は多いはず

今現在の自分の環境が小学生の頃から予想してた自分像と全く同じの人いる?(絶対にいない)

本当は、旅に目的地はないのだ

小学校の頃の卒業文集にはみんな将来の夢を「サッカー選手になりたい」と書いていたが実際にサッカー選手になった人はほとんどいない
最初は「サッカー選手になりたい」という目標に向けてゴールを目指していたけど、みんな紆余曲折あって最終的にはなぜか料理人になった人もいるし、彫刻家になった人もいるし、電車の運転手になった人もいるし、消防士になった人もいるし、サラリーマンになった人もいる
じゃあ僕たちは人生設計を失敗したのかというと決してそんなことはないだろう

最初は沖縄から北海道を目指すけど最短距離で北海道にゴールする人もいれば、途中色々寄り道して北海道に着く人もいる。

なんなら寄り道した米軍基地でアメリカの良さに気づいてリスケして、何を思ったか突然アメリカへ向かう人もいるだろう

みんな、サッカー選手になるつもりが途中で色々経験知識を得ていくうちに違うものを目指したくなったのだ

みんなの人生はみんなの旅なんだしみんな自分の価値観でプランニングしている
責任も取れない外野が突然アメリカへリスケする人をバカにして言い訳がない

とにかく目標に向かってみる
目標に向かってるうちに色々なことを経験し、違うゴールが見つかることもある

ゴールなんてものは旅をしているうちに気づいたら見つかっているしなんなら気づいたら到着している

人生ってまさにそういうもの

2.

「あの時ああしていれば…」「あの時ああなっていれば…」という願望を一度は誰しも考えた経験があるだろう

しかし人間は誰もが人生をもがき苦しみ、みっともないエゴを出しては反省するこれの繰り返しなのである。
悲しくもこれが人間の営みで、みんな人生をやり直したいと思っているがやり直せたところで結果は同じなのだ
だから人生は一度でいい

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