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言葉

言葉は全部で3種類しかない

1つ目が【言わなければいけないこと】
2つ目が【言ってはいけないこと】
そして3つ目が【言わなくてよいこと】

これを知っているだけで全然違う
会話を観察していると、この3つ目の【言わなくてよいこと】を言う人が世の中にはいかに多いか気づかされる

言葉とは心の中を表現する手法の1つである

人の心の中は他人にはわからない
だから人は言葉を発する

何を考えているかわからないあの人だって
「ありがとう」と言っている時は感謝をしているし
「ごめんなさい」と言っている時は謝罪をしているし
「おめでとう」と言っている時は祝福をしているはずである

何を考えているかわからない人とだって会話をすることで相手の頭の中を推察できる

無愛想な人が「嬉しい」と言うと「あ、この人怒ってたわけでは無いんだ」とわかる

相手の言動を観察すると相手の深層心理が多少は読めてくる

優しい運転をする人
自分の話をたくさんする人
相手の話をたくさん聞く人
体を目一杯大きく使って手話を表現する人
常に周りに気を使っている人
すぐ相手に何かを求める人

でもそうは言っても相手の心の中を覗き込むことは完全には不可能なのである
悲しいかなそれは仕方のないことだということは自覚しないといけない
恋人だろうが夫婦だろうが結局は他人なのだから

相手の言動から推察できる情報はあくまで予想であってそれは100%完全な情報では無いのだ

映画「ドライブ・マイ・カー」のセリフの引用を以下に

「でもどれだけ理解し合っているはずの相手であれ、どれだけ愛し合っている相手であれ、他人の心をそっくり覗き込むなんて、それはできない相談です。そんなことを求めても自分がせつなくなるだけです。しかしそれが自分自身の心であれば、努力さえすれば、努力しただけしっかり覗き込むことができるはずです。」

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