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建築に於ける「物語」

小説に起承転結があるように
料理には「前菜」→「スープ」→「主菜」→「デザート」
セックスには「前戯」→「本番」→「ピロートーク」
芸術にはすべて流れがある

建築も同じ
建築にも物語がある
むしろこの「物語を構成すること」が建築を設計することに他ならない

誤解を恐れずに簡単に言うと、「玄関(前戯)」→「リビング(本番)」→「ベランダ(ピロートーク)」と言ったところか

例えば玄関からリビングまでの距離(序章)をたっぷりと取ってみる
同時にこれは、「本編」から出て行く時の「終章」にもなる
なんでも初めと終わりは締めるべきであって
こうした配慮が、「本編」(=室内)の感触を必ずや違うものにしてくれる

あるいは、あえてそれ(序章)をカットすること
たまには玄関セックスだって燃えるのでは

…セックス指南書みたいになってしまったが、
とにかく本物の建築には物語が吹き込まれているということ

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