見出し画像

建築に於ける「庭」

建築における「庭」は、時間という情報を入力することで日々違う風景が見られるシステムにしなければならない、関数のように

x+y=10はxに代入する数字によってyは変化する
xに1を代入すると9のyが見れるし、xに4を代入すると6のyが見れる

庭に植物や池があるのは最も手っ取り早くこのシステムを取り入れることができるからで

春と秋では葉の色が変わるし、晴れの日と雨の日では水面の表情が変わる

晴れの日、雨の日、雪の日、夏、冬、朝、夜、、、見る日によって風景が変わる

ちなみに京都の龍安寺石庭には植物も池も無い
あるのは「石」のみ
龍安寺は石だけでこのシステムを作っているから凄い
それなのに龍安寺は行くたびに風景が変わる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?