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子ども

子どもは好奇心旺盛なので何にでも疑問を持つし、興味を持ったものを追いかけるためにとにかくあっちへこっちへ動き回る

そんな子供に大人は「コラ!じっとしてなさい!」と怒るんだけど

子供は純粋無垢であるがゆえに大人とは吸収力が違う
子供の脳は想像できないくらいの量と速さで知識などを身につけていく
残念ながら大人になってしまった僕らはこうはいかない
真っ白な画用紙には自由に好きな絵が描けるけど、完成した画用紙に絵を描くのはとても難しいから

子供にとっては何もかもが初体験なので、花にも積み木にも砂場にも音にもキノコにも火にも虫にだって興味津々になる

大人からすると不快でしかない雨だって、子供からすると水が降ってくるキラキラ輝く生の世界そのものである

世界そのものを純粋に捉えることができるのが子ども
逆にいうと、「常識や偏見によって世界そのものを純粋に捉えることができなくなったもの」が大人と定義できる

水たまりは大人にとっては靴が濡れる「邪魔」なもの(としか捉えられなくなってしまったのが大人)だけど、子供からすると綺麗でパシャパシャを楽しめるし更には自分の顔が映るし最高のオモチャになる

大人が狭い視野でしか見れなくなってしまったこの世界を本当は、キラキラとしていることを子どもは知っている

最近哲学にハマっていて(そんなものにハマるな)、そういうように初めて人間が「空間」というものを認識する時のことを現象学とか存在論というんだけど、、こういう知識ばかり身につけようとするのが大人の悪い癖で

僕たち大人は成長するために小手先のテクニック(モテるためにファッション誌のモノマネをしたりとか文系学生がよくする人脈アピールとかアラサー女子の婚活とか)ばかり身につけようとプラス作業【+】をするけど、本当に大切なことは常識や偏見を削ぎ落とすマイナス作業【−】の方

水たまりを不快なものに感じてしまうその常識や偏見を削ぎ落とすことで、純粋な子どもの目で世界を捉えることができるようになる

記者に「なんであなたはそんな子どものような絵ばかり描くのですか?」と聞かれたピカソは「いやいや、私は子どもの絵を描けるようになるまで60年かかったんだよ」と言ったように

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