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ポジキャリから1年 ”なりたかった私”がここにいる

 昨年7月にPOSIWILL CAREERを受講修了してから1年近くが経ち、当時は社内異動を調整しようとしていたのですが、ご縁があって社外に良い仕事が見つかり、4月に転職しました!
 このnoteでは、ポジキャリ受講後の動きと結果についてまとめたいと思います。
 *ご参考までに、受講直後のまとめnoteはこちらですが、読まなくても本記事のみで内容は完結しています。


社内でのやりたいこと探し

 約1年前のポジキャリ受講後、出来ることとやりたいことの洗い出しをした私は、異動先の選定をしました。
 前職は従業員数1万人を超える某自動車メーカーで、社内にいろいろなポストがありましたし、種々の好条件や人脈の蓄積を手放してわざわざ社外に出ようという考えはありませんでした。

 私の大学での専門分野は基礎研究の毛色が強い分野で、もともと前職の社内ではポストが非常に少なかったのですが、その中でも未経験応募OKと謳っていた技術職に応募してみることにしました。
 社内の知人経由でどんな業務内容か聞き、これまでの業務の整理も行い、書類審査は無事通過。万全で挑んだつもりの面接でしたが…。

社内公募失敗?!挫折からの学び

 面接フィードバックは次のような内容でした。
「他の応募者に経験者が居たのでそちらを採用します。」
 …一番恐れていた言葉でした。間接部門経験を否定され、大学での理系の専門性は既に失われ、私は入社してから何をしていたんだっけ…?
 分かっていたことでしたが、突きつけられると非常に苦しく、直後はメンタルも非常に不安定になりました。

 この時点では、やりたいことを実現したい気持ちより、サンクコストというか、これまで奉仕してきた頑張りを認めてほしい気持ちが強かったのかなと思います。

自分の”頑張り”を信じて…転職先探しの始まり

 ここで、冷静になってポジウィルのトレーナーさんと棚卸したもろもろを再度眺めてみることにしました。
・キャリアの内容    開発マネジメント / 社内外折衝 
・強みと言えるスキル  英語力 / 資料作成力
・やりたかったこと   大学での専門を生かした技術職
・ワークライフバランス やりがいを感じる仕事をしながら、家庭も大事にしたい

 これらを頭に入れながら、自分の経歴、応募した職種、やりたいことを並べると、ストーリーに齟齬があることに気づきました。応募した基礎研究のポジションは、開発全体通してのマネジメント観点を必要とせず、社内外含めた折衝能力や、英語力をあまり生かせるものではありませんでした。

 そして、ここまで考えてやっと、「やりたいことは、社内じゃないと出来なかったんだっけ?」と、根本的なところに立ち返りました。
 本当は少し怖かったんです、自分のやってきたことが、社内でしか通用しないのではないか…と。

狙い撃ちの転職活動

 気持ちを新たに、転職サイトの登録内容を見直し。
 経歴とスキル、やりたいことに齟齬があるとうまくいかないことは分かっていたので、少しでも違うと感じた求人には応募しないことにしました。
 そして、改めて見返すと、ご連絡をいただいていた求人に、異業種ですが、技術職未経験でも応募できる、開発マネジメント経験・英語力のある方歓迎と書かれた仕事があることに気が付きました。
 早速エージェントさんと連絡を取ると、まだポジションが空いているということで、急遽職務経歴書を用意し提出、面接練習、面接を行いました。
 書類準備や面接の問答に関しては、ポジキャリ受講の内容を思い返しながら準備をしたので、困ることはありませんでした。
 なんと、求人を見つけてから応募~面接~内定まで1ヵ月のスピード転職でした。

転職で、1年前の”なりたかった姿”を実現した自分

 現在は半導体関連企業で、開発の技術検討・マネジメントとプロジェクトの社内折衝、さらに製品を購入される北米のお客様との調整業務をしています。
 英語で社内外と連携しながら、大学時代の学びをベースに製品開発を行い、前職での開発マネジメント経験を活かして自分が開発した製品をお客様に送り出すという、これまでの経歴すべてを使い、やりたいことと出来ることを出し切れる仕事です。
 さらに、給与は同条件で、福利厚生は前職以上、在宅勤務もこれまでと変わらず出来るので、ワークライフバランスも希望の通りになりました。

 良いタイミングでよいポストが空いていたと思います。ただ、それだけでは転職は出来ず、周囲の人の精神的な応援ももちろんありますが、実際職務経歴書に記載した、ポジウィル受講で再発見した色々の材料あってのことと思います。

最後に:あなたの夢、夢で終わらせないで

 「自分の技術で世の中を良くしたい、人を幸せにしたい」
そんな気持ちでスタートした会社員人生でしたが、最初に思わぬ配属となり、正直くじけそうになっていました。しかし、必死に取り組むことで得るものもあり、やりたかったことに近づく力になってくれました。
 周囲の人の励ましや応援もありましたが、ポジキャリをきっかけの一つとして、パワーポイントエンジニアリング(もちろん小手先のお絵描きだけではダメですが)の日々も必要だったと、今ではそう理解しています。その認識が出来たおかげで、経験を踏み台にすることが出来、次の段階に進めました。

 もしこのnoteを読んでいて、自分の今に違和感を感じているのなら、ぜひ行動することをお勧めします。
 自分の元職場でも、やりがいが無いのにストレスが多いと感じている同僚が多く、次第に仕事のパフォーマンスが落ちて休職になるケースを何人も見ました。そうなれば社会生活にも支障が出ますし、次の仕事探しも難しくなります。

 そしてもし、これからの人生について考えるときに、真剣に向き合ってくれる第三者の誰かが必要なら、ポジウィルの門をたたいてみてください。
 少なくとも、私は非常に助かりました。

POSIWILL CAREER:


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