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サイレントマジョリティーに殺されるインフルエンサー

こんにちは、エヌケンです。

インスタのストーリーズを毎日大量に発信したり、複数の事業を展開してるただのフリーランスです。

今日は経営者兼発信者の僕が、発信者の気持ちを代弁したくこの記事を書いている。読んでるのは、僕のフォロワー様もいれば、インフルエンサーの方もいるだろう。

インフルエンサーのみんなの気持ちは痛いほどによくわかる。そして反応をしない一般フォロワー様の行動心理もよくわかる。

いろんな観点から、”サイレントマジョリティーに殺されるインフルエンサー”というテーマでこの記事を書きたいと思う。

Voicyを辞める理由

2023年末をもってエヌケンはVoicyを引退する。

理由は下記2点だ。

・マーケティング的側面
・エンゲージメント的側面

マーケ的側面は、集客、価値観教育、イベントのPRなどの効果がある。濃いリスナーからすればありがたい情報になれば、情報だけを知りたい人からするとうざい情報になっている可能性もある。

しかしこちらもボランティアでSNSをしてる訳ではなく、仕事として更新してるため、売上が経たなければ食ってはいけないから1~2分の番宣は許してほしいとすら思う。

エンゲージメント的側面は、シンプルに反応数のことだ。これはコンテンツの質が絡んでくる内容なので、

反応がない原因
・反応数が少ない=反応できるコンテンツになっていない
・反応数が少ない=どう反応していいかわからない
・反応数が少ない=シンプルにコンテンツとしての質が低い


さまざまな解釈ができるので、一概に反応してくれないならもうやめるプンッって感じのかまちょ的な話ではない。

以上の観点から、エヌケンVoicyは集客は、インスタのストーリーズを使えば、Voicy以上のマーケティング効果を出せるため注力する必要がないと感じている。

Voicyのエンゲージメントは放送によって反応数のばらつきがある。反応がほぼない時すらもあった。

この二つの事実から、エヌケンVoicyに対して僕が下した評価は以下の通りだ。

・放送の内容によってはニーズが高い
・インスタ専門家の意見が知りたい
・普段のエヌケンの思考にはあまり興味ない
・教育、集客するならインスタの方が優秀だ

最近では運用するメリットそこまでないけど、濃いリスナーのためにずっと更新し続けていた感覚だった。しかし合理的に判断したらそれは今やるべきではないと思い引退を決意。

有料級の情報とは

この際なので普段放送では言わないことを言っておくと、エヌケンVoicyの情報はうまく活用すれば数千万くらいのマネタイズできるほどの力をもっている。

なぜならVoicyで話している内容は、

・実際僕がコンサルして得た知見
・実際僕がインスタ発信で見つけたノウハウ

それを一次情報として生の状態で届けているからだ。

オフ会で出会った人の話を聞くと、エヌケンVoicyの通りに行動したら年商数千万〜億超えましたって話はちらほら聞く。賢い方々だなと思う。

インスタ事業してる者にとってこれほど金言が詰まった媒体はないんじゃないかと思うレベルで投稿していた。

しかし内容がの理解が難しい、伝え方が難しいのもあってそこまで反応が伸びなかったのだろう。SNSコンテンツとはそういうもんだ。理解されなきゃどんなコンテンツもゴミ同然だ。


ボイシーはそもそも集客のSNSというより、教育のSNSだから人が集まりにくい側面はある。そのため母数がいる人は勝ち続け、新規は参加しづらいと言った参入障壁があった。だから前線を張って発信してる人はずっと更新し続けるのだろう。

どれだけフォロワー数が増えようが、反応がなければ続ける意味はない。フォロワーあってのSNSだ。

反応こない媒体で投稿し続けるくらいなら、同じ内容を発信することで売り上げに繋がる媒体で発信をしてる方が生産的だなと思う。だから僕はVoicyをやめる。


清き一票で救える命がある

全員発信者時代がきて、今どのSNSもこれでもかってくらい日々膨大な量のコンテンツが投稿されている。当たり前だけど投稿には発信者の想いが乗るので、反応が来れば嬉しいし、来ないと寂しい。

コンテンツ種類
・反応したくなる投稿
・反応できない投稿
・参考になる投稿
・参考にならない投稿

もっと深掘ればこうなる。

大きくこの4つに分類される。

●反応したくなる投稿
┗美しいもの、かわいい、共感系、面白い、学びがある
┗感情が揺れる

●反応できない投稿
┗理解できない内容、一人語り系
┗感情が揺れない内容

●参考になる投稿
┗保存が増える内容、役に立つ、商品紹介など

●参考にならない投稿
┗シンプルに役に立たない情報

ざっくりだけどこういう軸でコンテンツは評価される。

これを見てる視聴者さんも「言われてみれば」となるはずだし、発信者の人はこの要素を意識してコンテンツを作らないといけないのだ。

僕はマーケターであり、クリエイターなので基本的には、「反応される投稿」と「参考になる投稿」を織り交ぜつつ、そこに「キャラクター性」を盛り込むことで7年以上発信活動をやってきた。

余談だけど、SNSで長生きするには自分自身をコンテンツにすることと、自分の興味関心の輪を広げて人生観を広げないと厳しい。発信者は一般の人より少し前を進んでいく人柱だ。何の魅力もない人に人はついてこない。


SNSにはコンテンツの作り手と、コンテンツ消費者である受け手がいて、その双方向で成り立っている。だからこそ発信者は反応される/参考になるコンテンツを日々量産しなければならない。

消費者はその掲載されるコンテンツを無意識に適正に評価してるのだ。視聴者に多くの反応してもらいたいって思うなら、無意識レベルに反応してしまうコンテンツを作れって話。

過度に視聴者に反応しろと求めるのはお門違いだ。それは不味い飯を食わせて、美味いって言えって強要するくらい愚かな行為だと思う。

発信者は視聴者に反応を求めるのではなく、つい反応してしまうコンテンツを作ることが仕事である。これを忘れてはならない。

そして視聴者の人へは、日々の反応一つが発信者のやる気につながっていることを知ってほしい。あなたが1秒でできるその「いいね」で、発信者のみんなは明日も頑張れる。

・この人に発信をやめてほしくない
・これからも頑張ってほしい
・もっとこの人の未来を見たい

もしそういう発信者がいるなら、いいねを押そう。余裕があるならメッセージを送ろう。送信するデメリットなんてないんだから。

質の高い発信者ほど、ファンのおかげで今の自分がある自覚が強いので、ファンを大事にする。あなたのそのワンタップで燃える魂があるんだ。それを知っていてほしい。清き一票は確かに存在する。


リスナー力の高いリスナー

リスナー力とは、一言で言えば信者の具合ことだ。

リスナー力の高いリスナーは、推してる人が何かを発言するたびにありがたい言葉として感動する。ファンの心理ってそういうもんだ。

どこどこのアイドルグループのファンはマナーがいい/悪いみたいな話があると思うが、まさにそリスナー力の高さが顕著に出ている例だ。

エヌケンの視聴者に限っては意識の高い人が多いので、多少強い口調で啓発してもむしろ燃えるぜ!みたいなM気質が多いのは、僕がそういう性格だからだろう。

これはひとえに発信者の文化である。

コメントが多い人、少ない人の違いで言えば、単に投稿のクオリティ以上に、その人にコメントする文化ができているかどうかである。

文化>>>>投稿の質
SNSのゲールルールはこうだ。

発信者が文化(世界感とも言う)を作るから、その文化に共感して似たものが集まってくる。その文化のルールのもと人は行動をする。

参考にならないし、なんであの人はファンが多いの?って人はもうこの文化で人を魅了してるとしか言えない。この原理原則に則って言えば、反応される人は反応されやすい文化を作ることが人の行動心理を攻略する上では手っ取り早い。

さて、エヌケンVoicyはどうだろうか。

過去放送を見るに、抽象度の高い人生経験の話は反応が良くて、インスタのテクニカルな話は反応が悪い。

これはエヌケンVoicyでは自分磨きという文化ができているが、インスタ運用を話は難しくて理解できないと解釈している。上級インスタテクニックは僕と同じ解像度で理解できる人に出会ったことがない。

この事実を鑑みて、結局エヌケン視聴者が求めてるのは、インスタの話よりかは、自分にでも当てはまりそうな自己啓発が聞きたくなるってこと。

そしてその自己啓発の内容は、僕のインスタ事業とは直接関係のないことだからマーケ施策的には微妙である結果につながった。

自己啓発的な内容は引き続きインスタで発信するし、インスタのテクニカルな話は能動的に調べられるYouTubeで話した方が売り上げにつながりやすいだろう。そういう意味において、Voicyという媒体はもう自分には必要無くなったと言える。

余談:Voicyをやってよかったか

ここからはポッドキャストをやろうかどうか迷ってる人に向けて書く。

結論、やってよかったと心から言える。

理由は大きく3つ

①話す力の向上
②耳のポジション取れる
③リテンションマーケ

①話す力の向上
深く書くまでもないだろう。毎日10分以上フリートークで話せるスキルは明らかに希少だ。このスキルは自分のライブ配信、オフラインでのイベントにも大いに役に立った。

②耳のポジション取れる
やってる人にしかわからないことなんだけど、実は反応数が少ないってSNS上の数字は見えるが、実際にオフ会などで会ってみるとそこには確かにリスナーはいる。

そしてVoicyリスナーは毎日聴く習慣があるから、無意識のうちにその人の通勤時間の耳の可処分時間をいただいてることになる。

音楽、YouTube、ドラマなどいろんな選択肢がある中で、Voicyでしかも自分のチャンネルを聴いてもらえることは結構すごいことだと思う。


③リテンションマーケ

これはVoicyをやめるか最後まで悩んだ理由の一つ。

リテンションマーケとは、既存顧客との関係を維持していくためのマーケティング活動のことである。

Voicyにおいては、毎日聞いてくれるコアなリスナー(おおよそフォロワーの5~10%)との関係が完全に断たれることが辞めづらい理由の一つだ。

それはインスタでまかなえる判断で僕はやめるが、他に強い媒体がない人はこの築いた関係を捨てるのはまあ勇気のいることだろう。

ここまでコアな人が毎日聴いてくれるなんて普通にありえないことだ。ファンベース理論で言うと、そのリスナー数だけでもう飯は食っていけるだろう。

以上の理由から僕はVoicyをやって良かったと思う。


合計Voicy内だけで200万円以上マネタイズさせてもらったし、Voicy経由で採用活動や累計5000万円以上はマネタイズできただろう。

これもひとえにプラットフォームのパワーと日々の積み上げによる信用力と、後ろで用意してる商品力による掛け算だと思う。

とても楽しく、学びの深い2年だった。

最後に繰り返しになるが、

・この人に発信をやめてほしくない
・これからも頑張ってほしい
・もっとこの人の未来を見たい

そう思う人がいるなら、反応してあげてほしい。

メリットがなくても反応がいいからと言う理由で続ける人もいるだろう。少なくとも俺は反応数が高かったらやめる選択は取らなかった。

感情でSNS運用する人
合理的にSNS運用する人

いろんなパターンに分かれるけど、最後は思いやりが人を動かすと僕は思っている。

いい情報くれたら、ありがとう。
なんか良くないと思ったら、率直に感想を伝える。

僕はフォロワー様のおかげでここまで成長できたと胸を張って言えるからこそ、ついてきてくれる人の人生を輝かせるそんな発信者でいたい。


最後に、いつも見てくれてありがとう。

これからもインスタはなるべく毎日発信するので、ぜひ楽しんでもらえると嬉しいです。


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エヌケン


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