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日本版NCAA~2018年度、その先へ向けて~

皆さんはもうご存知でしょうか?

「日本版NCAA」

スポーツ庁が担当し、大学スポーツひいては日本のスポーツ全体を大きく変革させる可能性のある取り組みです。

米国NCAAをモデルに2018年度創設を目指し、2017年度に一気に話が動き出しました。

もし現在、将来に渡ってスポーツに関わっている、関わろうと考える人はこの大きな変革に対する対応力、情報収集及び、自己の能力研鑽をしていくことで大きなチャンスを獲得出来るかもしれません。

既出の情報をまとめ、来るべき大変革に備えられるよう、準備をしていきましょう!


資料が添付されており、日本版NCAAの構想詳細が記されています。

「大学スポーツの振興に関する検討会議」最終とりまとめ


このままで解る部分もありますが、やはり様々な情報を収集し、自分なりに考えや展望を持ちたいところ。


ベースボール・マガジンでは特集が組まれており、先ず本場アメリカNCAA(米国体育協会)会長のマーク・エマート氏の講演内容を今後継続的に掲載するようです。

「どうなる日本版NCAA? NCAA会長・マーク・エマート氏が来日」


特集で言えばVICTORYでは何度か記事も掲載され、概要やメリット・デメリットも見えてくるようで、理解を進めるのに丁度良いです。

「2018年度中に日本版「NCAA」を創設へ 文科省が方針を発表」

「[特集]日本版NCAAの命運を占う」

ざっと特集タイトルを一覧して頂いても解るように、「文武両道」や「収益」についてが出てくると共に、いくつかの大学はもう対応を始めています。


現在のありとあらゆる大学スポーツ活動に関わることですし、実際は大学全体におけるインパクトも相当となります。今までもスポーツの力を活用した大学ブランディングが進んできましたが、この規模で変革が進むとすれば、より大きなブランディングへ加速せざるを得ません。

構想スケールが非常に大きいため、これだけの変革に対応できるのかが疑問視されている部分があります。

しかし、実現していくとなれば、個々の部活動、大学スポーツに関わる全ての人が情報取得し、変革に適応していく必要があります。

これは、現在だけでなく、未来に関わるであろう現在の高校生以下もそうですし、保護者も関係していきます。

こうして考えていくと、日本全体に大きなインパクトを残すものとなります。

現在、私が携わる大学スポーツ:陸上競技部、ならびに駅伝関連から見ても、組織変革はもとより、例えば箱根駅伝全体の構図も大きく変わる可能性があります。

「共通学力テスト」や「スカウトに関する統一ルール」、「部活動の事業化」などをとっても、対応できる人材獲得競争は必要で、それだけの力を有する大学が優位に居ることは間違いありません。

競技力だけでは測れない部分で箱根駅伝出場並びに、可能性を秘めた大学の顔ぶれは大きく変わっていきます。

現時点でも競技現場だけでも情報は押し寄せ、また世界に取り残されないよう、もっと言えば頂点に立てるよう、日夜研鑽が必要です。それを怠り、過去の経験則だけで取り組んでいれば自ずと先は行き詰っていきます。


同様に、チームマネジメントの取り組みも、変革を是とし、情報発信や新しい取り組みなどを行う組織や人が居るかどうかで今後の展望も変わっていきます。


これからは大きな構想を持ちつつ、ネットワークを作り、事業を進めていけるチーム、人材が必要で、それがこの日本版NCAAをきっかけに更なる加速することが予想できます。

そのネットワークや事業を推し進める人材となるべく、情報収集と、現場での運動生理学などに代表される「体育」だけでなく、「経営学」や「法」など、様々な分野での学びを修めていく必要があるでしょう。


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神屋伸行:フェイスブックページ


ヘッダー画像はBeautiful Free images|Unsplash:https://unsplash.com/ さんよりお借りしました。2018.1.8



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