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『人工知能に負けない脳』茂木健一郎

「脳」は思考や感情を司るから、この本は人工知能=AIを意識して今後どうなるかを考える上で手に取る人も居ると思います。副題にも「スキル」とあるのですが、小手先の話ではなく本質的にどうするかを考えるヒントになるのではないでしょうか?

神屋はスポーツ、特にランニングに長年携わっています。誰もが気楽にスポーツにアクセス出来る、そういった環境を作りたいと活動しています。また、スポーツをもっと身近に、生活に浸透した形で普及すればと思っています。

スポーツも競技性もあれば遊びの要素もあると思います。ただどこからが競技志向でどこからがエンジョイ志向だなんてものは本当はないと思います。運営側としては明確に線引をするのが非常に難しい。参加側に回っても、のんびり楽しむようで競争心を刺激されたりすることもありますよね。

グラデーションのようになっているのが普通で、無理に線引きする必要もないような気もします。都度都度選び、変更できる仕組みがあれば、環境があれば良いのではないかと思うんですよね。

そういう意味でも「普及」を考えていきたい。他のスポーツやゲーム、ボードゲーム、仕事も学びも接続しあえると思います。

この本ではそこを繋ぐヒントがふんだんに出てきますのでオススメです!


身体性を高める、試す

身体性に立脚するとどうしても「できないこと」を先に考えてしまうのは仕方ないけど、自分の身体を構築し、向上させてきた経験がある人は「出来る」ことを目指して工夫する習慣がある、作れると思います。

人の身体ってできないことだらけのようで意外とできることは多いし、かといって夢想するだけでは進まないところもあるし。

テクノロジーが発展するからこそ

テクノロジーや脳、思考やメンタルに関心が行き、進化進歩していく時代だからこそ、自分の一番身近である身体性については研究する、把握していくことがますます大切になっていくと思いますし、だからこそ生涯スポーツや運動する意味と必要性も伝えていきたいですね。


スポーツやnoteという手段

スポーツもそうですが、こうしてnoteを書いたり、何かを創り出すのも今後は更に重要になっていくと思います。口だけ、形だけ、思考だけが先行せず、身体性に立脚した動きこそが人と人を繋げ、動かしていくと思います。

思考の飛躍と身体性

時には飛躍して思考する為に「あえて」身体性から切り離してみることも大切ですね。そうでないと自分の身近な範囲でしか理解が及ばない恐れも。

だからこそベースとなる身体性への理解と、そこに立脚した構築がまず根幹に必要、大切だとも言えるのですが。


あとがき

「健康」にほどほどはないと思うんですよね。もちろん仕事にもほどほどなんてあんまりなくて、量の加減やレベルの加減はできても、クオリティや信頼を崩すと厳しいし、健康管理も配慮すべきところもあるけど、それでも自己管理の範疇でできることはしっかりと保ちたいところですよね。

運動もスポーツも学習も同じで得意でも苦手でもある程度の基礎知識や体験はあった方が良いと思います。無理に取り組む必要はない部分もありますが、無理に忌避する必要もないですよね。学習面でもどんどんテクノロジーが進化していく過程で、まだ「何も解らなくても便利」な世界は訪れておらず、ある程度の理解がなければ使いこなせないし、置いていかれる不安感も強くなっていきます。

あの地域の、あの界隈だけだよね!と思っていることも、いずれここにも届くことでしょう。振り返れば今までだってそうで、タイムラグがあっても大抵は最先端の技術やものは徐々に普及し、変化が訪れます。その時に慌てないようにする為にも「学び」は欠かせません。

これから益々「便利」な時代を迎えますが、反面とことん「不便」な部分、影に隠れた部分も出てくると思います。その中でも自分にとって一番身近な心身について学び、試し、遊んで把握していくことは非常に大切だと思います。

この1冊に答えがある訳ではないですし、日進月歩どころではないこの時代に少し前の内容ではそぐわないところもあるかもしれません。

だけど、確実に押さえておきたい思考法もあるのでぜひ手にとってみませんか??

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