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あれも読んでいないの?

こういう言葉を一生に一度は、いや何度でも聞くことはあると思います。この言葉は結構強烈で、知的な意味でも劣等感をもたせたり、焦りや不安を生じさせます。

そう、結構な割合でマウンティングの言葉になるんですよね。これを言うことで自分の方が優位に立つ感じがするし、信頼や尊敬を勝ち取る為には有効だったりします。

もちろん、昔は「教養」などを争う時には有効な言葉でもあり、これを聞いて互いに発奮、切磋琢磨する時もあったでしょう。

しかし、今はマウンティングが目的になり、あちこちにこういった態度を示すパターンが増え、ある意味で本当の価値の在るもの、この言葉が本当に必要な場面が損なわれている現象が起きているような気がします。


確かに教養として、その職業において「あれ」や「これ」を読んでおいた方が良い場合もあるでしょう。ニュースなどの類も興味を持つ必要もあります。

ですが、これだけの情報が溢れる時代ですから、自分がどこまで努力しても限界があるんですよね。全てを納めるのは最早不可能。その中で、この言葉に不安を駆られ、言われたとおりに動いていると誰かのコピーにしかならない場合があります。

その言葉を本当に信用して良いかを考える場合も必要ですし、信頼できる相手でも、最終的にその行動を選択する自分に主体を置いて動いた方が良いと思うんですよね。


岩波文庫は教養の宝庫です。全て修めておきましょう!
(と、言われた経験ありますか?)

マラソンと検索かけるだけでもこれほどの書籍がヒットします。専門家であれ、それらを全て修めることは出来ません。(この本はどうですか?と聞くなら献本頂いた上、相談依頼頂けると仕事として受けれますが)


それは正論だとも思いますが、だけど限り在る時間の中で優先順位とチョイスする必要があるということを忘れずに居たいですよね。不安を煽るような言葉だけど、正論でも在る。正論だけど、無理もあったりする。

だけど、じゃあそんな言葉を全て無視し、不感、鈍感になってしまうのも困りもの。極端なあおりに対する防衛心理が働いてかえって真意が伝わりにくくなってしまうと・・・

知的好奇心は持っておきたいし、教養を修めたり、その職業や仕事に、生活に必要な知識や情報を手に入れ、修めていく取り組みは重要だと思います。


このような言葉と上手く付き合うこと、接し方を身につけることも、情報が溢れる時代の処し方ですよね。

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