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頬骨手術にも溶けるネジを使用することは出来ますか?

最近、溶けるネジについてのお問い合わせが増えてきています。体の中にネジが残る事に抵抗があったり、X-ray上で見えてしまう事が嫌な場合に、溶けるネジを使用して手術を行いたいと考える為です。

過去に当院のブログで、溶けるネジとチタンネジについての投稿をさせて頂きました。
→ 参考: https://note.com/njh/n/n79732f18dc83

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< (左) 一般のチタンネジ / (右) 溶けるネジ >

骨が回復するには、 基本的に3か月程の期間が必要です。

溶けるネジは、骨が癒える間は丈夫に固定する役割を担い、骨が完全に癒える6か月までの間に、徐々に分解されます。

だとしたら、溶けるネジを頬骨に使用しても良いのでしょうか?頬骨手術では、固定がとても重要になってくる為、溶けるネジを使用してもいいのかについてのお問い合わせが増えています。

結論から申し上げますと、頬骨手術にも溶けるネジを使用することが出来ます。ただ、太さや強度において、一般のチタン金属ネジとは違いがある為、頬骨の厚さや幅に従って使用範囲に制限が出てきます。

溶けるネジと言っても、 機能は一般のネジと似ています。固定がしっかりされない事もほぼありません。ですが、使用に制限があったり、頬骨の特性上曲げる必要がある為、チタンネジを利用する事が多いのです。 皆さんご存じのように、頬骨は固定がとても重要な手術です。溶けるネジは、主に顎先手術に使用されます。

何度も申し上げましたが、 私は二重固定を利用しており、溶けるネジを使用する場合も、同じく二重固定法で固定をしていきます。その為、より丈夫に固定することが出来、常にこの方法で手術を行っています。

今日のお話を整理しますと、人や場合によって、少し制限がある事もありますが、頬骨手術時にも溶けるネジの使用が可能で、どんなネジを使用するとしても、丈夫に固定をすることが最も重要なポイントです。

輪郭整形で最も重要なポイントは丈夫な固定!この点を忘れないでください。

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