#94 作品63&お勧め本『泣くな研修医』
こんにちは♪
お立ち寄りありがとうございます
今回、仕上がった絵です
青い小鳥さんが
可愛く仕上がったかな~
黒猫きょうだいに見守られながら
夜な夜な仕上げました
最近、黒猫のキキちゃんは
私の色鉛筆で遊ぶのが
日課となってしまい
色鉛筆をガリガリガブガブ
・・・・うううう
可愛いなぁ~なんて見ていると
そのうち芯の方もガブガブ・・・
それはちょっと体に良くないかもなぁ
と、やんわり没収
ということで
私の色鉛筆のお尻部分は
キキちゃんの歯形だらけとなっております
さて!
今回のお勧め本
中山 裕次郎 著
『泣くな研修医』
刑事物も大好きですが
医療物も大好きなのです
なんでかなぁ~
医療現場も、言ってみれば
事件なんです
次々に搬送されてくる患者様
謎の病気を抱えていらっしゃったりして
それを解明していく辺りは
やっぱり事件に通じるものがある
お医者様というのは
目の前の謎(病気)を
待ったなしで診断つけて治療するわけで
あらためて
凄いなぁ~
大変だなぁ~
と、本を通じて感じたわけです
著者は、現役の外科医ということで
現場の様子はリアルで
緊迫感バリバリ!
かと思うと、
外科医とて人であるわけで
悩めるその心情がひしひしと伝わってきて
時に涙・・・
主人公雨野先生と一緒になって
辛いよね・・・
と、つぶやいてしまうほど(笑)
還暦目前のわが身
終末期医療とどう向き合うか
どうするか
自身のこれからというものを
考えさせられるものでした
ちなみに、一つ決めたのは
『心臓マッサージ』は拒否することにしました
心停止したら心臓マッサージが
決まった病院の手順だと
思い込んでいましたが
これも選ぶことができると分かったから
心臓マッサージって
肋骨が数本折れるのが
当たり前みたいで
それで仮に心臓が動いても
その後、肋骨が折れた痛みとの闘いが始まる
って、これどうなの?
心臓が止まったら
静かに見送ってもらった方がいいんじゃないか
その方がラクなんじゃないか
と、私は思ったわけです
著書の中にも
延命治療をどこまでするか?
が、テーマとなっている部分もあり
大変参考になりました
私は、痛いのはイヤだから
それだけなんとかしてもらって
あとは自然に静かに行きたいなぁ
なんて思うのです
余計な延命治療なんか要らないなぁ
そもそも、そのころの私って
いくつなのかしら?
ちなみに、こちらの著書は
シリーズ化されており
6冊全部読みました
研修医が立派な外科医となり
多くの患者さんを救ったり
看取ったり・・・
最後には、島へ派遣されるお話まで
離島での限られた医療の中で
奮闘する雨野先生は大変でした
離島って、本当に大変!
離島では、ケガをしたら死ぬというジンクスがある
その通り、離島の工事現場で
若者が
治療ができずに
あっけなく死んでしまうのだけど
これも、辛かった
でも、現実なんだろうな
雨野先生・・・
熱くて一生懸命な外科医
たくさんの患者さんに寄り添い
命を救うのだけど
残念ながら救えなかった命もあり
また、救いたいけど
静かに看取ることしかできなかった患者さんもいて
時には涙してしまう外科医
その奮闘ぶりに
一緒に泣いた場面も多々あり
心に残った作品でした