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ついに。スタートです。

アーティストのniŭです。

言わずもがな、こんな時代ではありますが表現の新しい形を探して、このnoteと同時に小さな作品とグッズのショップ「P.(ピードット)」を立ち上げました。

これまでやってきた展示や制作とは違う新しい挑戦ですが、何より自分が楽しんで表現の方法を模索していこうと思っております。

ショップ「P. 」では、ファーストコンタクトとして3年ほど前から始めた「はじめて飾るドローイング」のシリーズを販売しています。

このドローイングシリーズは、2017年秋からコンスタントに制作しています。年に一度の表参道Serge Thoravalでの展示と、彫刻を設置していただいている箱根のポーラ美術館ミュージアムショップという、いずれもとても素敵な場所で販売という幸運に恵まれてきました。手描きの一点もののドローイングを額つきで5000円前後で購入して、持ち帰ってすぐに飾れる、というアートの敷居をひょいっとまたいでもらえることをコンセプトにした作品。3年ほどで、まもなく累計200点が旅立とうとしております。ネットでの販売のご要望が多かった作品でしたが、簡単と言われる昨今のネットショップ開設になかなか手をつけられず、いや、手をつけ始めても遭難したり漂流したりしながら(要は苦手分野なのです)、今回優秀なブレーンのお力を借りてようやくオープンにこぎつけることができました。(多分、絶対自分一人ではできていないです)

5/15(金)15:00からのオープンです。まだ簡易版ですが、徐々に作品も増やしていく予定です。のぞいていただけると嬉しいです。

「はじめて飾るドローイング」

この作品がどんな作品か?というと、実はドローイングそのものが作品というよりは、購入してくださった方が、日常的に気軽に手描きの絵を飾って暮らす、というところまでが作品だと思っているのです。日本ではまだまだなかなか一般的でない習慣かと思いますので、草の根をわけてそんな「当たり前」を地道に作れたらという気の長〜い作品です。なのでたまにSNSとかで「飾ってる!」という投稿をしてくださっているのを見つけると、心の中でいいね!を連打しております。自分をタグづけでもしてくれていない限り、自分の作品見かけてもなかなかリアルいいね!はできないものなのですよね。(なのでムッツリ、コッソリ、シューをゲイズして口もとを緩めながら、心の中でいいね!をしております)

…という理由から、できれば覗くだけでなく、さらに、購入するだけでなく、購入した作品を飾って生活していただければ、作者としてはパーフェクトに嬉しいです。そしてそれが私の作品に限らず、ごく自然な日常となり、飾っていただいた方の日々に僅(わず)かでも、余白や余韻が生まれればこんなに嬉しいことはありません。

投稿に貼っている写真もこのドローイングのシリーズのうちの一点ですが、ささーっと描いているようで実は、時間と手間はどうしてもかかってしまいます。でも、この作品のコンセプトを守り切るためには必要な作業だと思っていますので、とにかくひとつひとつ、丁寧に丁寧に作業をしています。

とりあえず、今回はこの辺で。

さて、長くなってしまいましたが、今後、このnoteを使って作品作りができないか、などということもやってみたいと思っています。以前から立体も平面も映像も作る自分の着地点に迷うことが多かったのですが、私がやっていきたいことはひとつ、「作品が、日常に溶け込む」ということなんだとようやく気がついたのです。

また次回、美大で映像を学んでいた学生時代から追いかけている作品作りのテーマだとか、ずっとこだわっていることだとか。頭に詰まったものを読み流していただける感じで書いていけたらいいなと思っております。

それでは皆様、今日も手洗いうがい、動物や子供、ちいさいひとたちが心から楽しく暮らせる大人であろう。(←私の最重要テーマです。)

良い1日を。

フォロー、歓迎です。


niŭ (にゅう)/アーティスト



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