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家庭で考える 勉強すると楽しいよ

1.石垣だけで3時間

先日、ブラタモリで石垣スペシャルがやっていました。1回分まるまる石垣ばかりを放送する回です。なかなか攻めてますよね笑。私は石垣についてまったくの素人ですし、興味もありません。でも、タモリさんは案内人の人と一つの城の石垣について3時間眺めて語っていたらしいです。すごいですね。

ここで、考えたいことは「なぜタモリさんは3時間も石垣を見続けられるのか」です。ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。子どもが一度は抱く疑問に「なぜ勉強しなきゃいけないのか?」があります。聞かれたことはあるのではないでしょうか。今回の記事は、その答えにもなるかなと思います。

2.知識があると面白さもわかる

先ほどの問いに対する答えの一つに「知識があるから」があると思います。実際ブラタモリでは、石垣を見ていく中で、石垣の形、大きさ、積み方、そしてその石垣がある城の歴史、城主の性格について解説がありました。私も一通り番組を見たあと、もう一度番組の最初に出た石垣を見たときには、石垣の見え方が違います。初めはただの石にしか見えませんでしたが、「あぁこれは乱積みでマークがしてあるから加賀藩の…」と石を見ただけで様々なことが分かります。つまり、知識がなく見る石と知識があって見る石は、同じ石でも変わって見えるのです。

もうひとつ例を出します。今甲子園大会が開かれているので野球を例に。
「2ストライクのアウトローのストライクからボールになるスライダー」
この言葉だけを聞いて、「素晴らしい」って思えますか?

きっと野球の知識がある方ならわかってくれるかと思います。野球の知識がない方からすると、「え、ボールだったら意味ないじゃん」「アウトローって何?異端児のこと?」とか思うのではないでしょうか。さすがにないですかね。実際にこれがなぜ素晴らしいかを説明すると野球の話になってしまうので割愛しますが、つまりは知識があると野球の面白さに気付くことができるのです。ダルビッシュ選手のスライダーの切れ味に気付けるのです。

3.なんで勉強するの?に対する回答

石垣とスライダーを例に出しましたが、勉強も同じです。勉強が分かると勉強の面白さに気付けるのです。たとえば、球の体積の公式が円の面積を積分すると出てくることを面白がれるのです(合っていますかね?)。幕末の時代背景の知識があると、薩長同盟を組ませた坂本龍馬のすごさに気付けるのです。もっと簡単なことでいうと、英語を理解しないと英語のジョークの面白さが分かりません。

だから、「なんで勉強するの?」の問いに対する私の答えは、「勉強すると面白さに気付けるから」です。だから、子どもには「勉強ができるようになると、面白さに気付けるんだよ」と伝えます。ま、結局子どもって答えを聞いたところで勉強しないんですけどね笑。

最後までお読みいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。

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