小さいことを小さいうちに
初めての
先日首のこり(痛み)がひどくなった気がして、初めて整体なるものに行きました。先生が丁寧に聞き取り調査と触診をした結果、かなり首も肩も前傾になっていることがわかりました。
その原因はまさに姿勢。きっと本を読んだり、勉強したり、こうやって記事を書いたり笑、することが多くなったので、前傾で固まったのでしょう。
それ以来、姿勢に気をつけるようになりました。気をつけると分かりますが、ちょっと油断すると足は開いたり、組んだりしちゃうし。ソファーに寝っ転がると、首は前の方に出るし。自分ってこんなに変な姿勢ばかりしていたんだと驚きます。そんなことを何年も続けていたら、そりゃあ変な姿勢になりどこかに痛みが出るのは当然だと思いました。
小さい変な癖がこつこつと積み重なり、間違ったものを作り上げ、痛みを伴ってくるようになる。したたる水が岩を穿つようなものです。その結果、首の痛みにつながった。
また、同じ時期、足も痛くなってきました。実は1年前から気になってはいましたが、マメのようにいずれ治るだろうとほおっておいたのです。
それが首の痛みと共にやってきたのです。病院に行くと、やはり魚の目という診断でした。考えられる原因はなにかというと、ないのです。そんなに激しいスポーツをたくさんしているわけでも、立ち仕事でもない。
考えられることはそう、歩き方。私は前傾姿勢だと言うことを整体の先生から聞いた直後なので、「前傾の姿勢で歩いていて、前に体重がかかって歩いているのだろう」と思いました。ここでも無意識の私は小さい変な癖により、足に負担のかかる歩き方をしていたようです。
小さな異変はその瞬間には変化がないように見えますが、積み重なると確実に変化を現します。長い間コツコツと積み重ねるので、気付いたとしてもなかなかすぐには元に戻りません。年齢と共に体重が増えていくのを想像すると分かりやすいでしょう笑。
そんな簡単ではない
不登校の話をいろいろなところで見聞きすると、割と「急に不登校になった」という声が少なくありません。今までは何も問題なく学校に通っていたのに、突然今朝になり「学校に行きたくない」といった感じです。
そして、親御さん、または先生は原因を探そうとします。「昨日、何か嫌なことがあったの?」と。今朝言うんですから、昨日になにかあったはず。そう思うのは自然です。
しかし、何か一つの大きな原因で不登校になるケースはまれです。例え「昨日友達に悪口を言われて嫌だった」と言ったとしてもです。実際には何度も同じようなことがあったとか、他の嫌なことが重なったとかいろいろあってそれが最近の出来事なだけであったとか。小さなことが積み上がりもう詰めなくなったので、「学校に行きたくない」と表現したのです。
小さいことが積み上がって「学校に行きたくない」となった場合、それはなかなかすぐに解決に向かいません。小さいことはその瞬間は我慢できます。我慢できてしまうからこそ、嫌なことを体験する数も多くなってしまうのです。そうなったとき、学校は〇〇が起きた場所ではなく、嫌なことが起こる場所になります。嫌なことが起こる場所だから、次も嫌なことが起こるであろう。そう思うようになり、「学校に行きたくない」となるのです。
ではどうすればいいか
肝心なところはここですし、読者の方もコレが気になりますよね。もちろん答えは一つ・・・ではありません。そして絶対的な答えもありません。一人一人のケースバイケースです。
この論理は正しいかも知れませんが、これで片付けてもモヤモヤしか残りませんよね笑。ということで、私なりの答えで当たり前のことを一つ。
それは、何事も小さいときに対処するです。
仕事だと非常にイメージしやすいかと思います。小さなトラブルをほおっておいて、対応もせず、上司にも報告せずにいたら、どうなるでしょうか。
それだけでは何も起きないかもしれません。小さいトラブルですから。でも、そのときのいらだちが残って違うトラブルを招いたり、小さいトラブルが5回ほど積み重なって亀裂が大きくなっていったり。小さいこと単体では影響は見えないかも知れませんが、じわじわと大きなトラブルへと育てていきます。
だからこそ、大きなトラブルへ成長する前に、小さいうちに対処するのです。
私は今、冒頭で述べた整体院に、週に1回通っています。はじめは首の痛みを治してもらうために通院していましたが、行くと「あれ今日は左の腰が張ってますね」とか「今日はまた首こってますね」とか言われるわけです。確かにそこ押されると痛い・・・。先週は全体が固いと言われてしまいました笑(机で昼寝したのがいけなかったのかな)。
全然自分じゃ気付かないですが、プロの先生が触ると分かるのです。そしてほぐしてもらって対処をします。こりがひどくならずにすんでよかった。
足の痛みも同じ。今では歩き方を気をつけ、こまめに足裏をチェックします。圧が掛かっているようだったら、少し歩く量を減らし、足裏をもみます。
小さいうちに早く対処をすると、少しの労力で大分よくなりますし、大事にもつながりません。
不登校予防
では、不登校予防についてです。
不登校予防。つまりは日常で学校に行っている場合です。子どもの「〇〇があったんだよねー」とか「〇〇がこうしてきたんだよ-」という話をしっかり聞くということです。
学校で経験した数ある出来事のうち、わざわざ子どもがそれを話すと言うことは、良くも悪くも何かしらの感情の変化があったはずです。だからまずは、その感情を受け止めてあげることが大切だと思います。
反論は論外ですが、意見も避けた方がよいでしょう。「そうなんだね。」と言葉を受け止めたり「そのとき〇〇は?」と深掘りしたりすると話が続きやすいです。
感情を受け止めることが小さいうちに対処すると同義です。何気ないことですが、やってみるとついつい「それはこういうことなんだよ」とか「それはあなたが悪いんじゃない?」とかいいがちなんです。
言っていないと思うあなた。意識してみると意外と言っている場合があるのです。お気を付けて。(特にお父さん笑)
また、この話を聞くというのは、子どもだけではありません。パートナーに対しても同じです。そういった小さいイライラだったり、小さいトラブルのうちにきちんと対応するというのは、非常に大切になります。
だからといって、小さいものをわざわざ大きくする必要もありません。子どもの話を聞いて、すぐに学校の先生に相談したり、家庭内で騒ぎ立てるのはむしろ危険です。多くの子どもさんは親にも先生にも心配されたくないのです。
大事なのは、小さいものを無視するわけでもなく、大きくするでもなく、小さいものだなと認識し対処することです。
ポジティブでもなく、ネガティブでもなく、リアルに。
小さなことから丁寧な対応ができるよう、私も精進します。共に頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。
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