当事者とは誰のこと?
当事者とは誰なんだろうか?
そんなことを荻上チキさんの番組で、永井玲衣さんが哲学対話のテーマで取り上げていて考えた。
例えば震災で現地にいなかったのであれば、当事者じゃないのだろうか?という問い。
それから当事者意識がないことが問題だと、会社で語られることがある。
ただ、このときの当事者意識は何の当事者なのか?
きっと揃っていないことが多いと思う。
関係者と当事者の違い
よく混同するのは、関係者。
どこが違うのかと言う話のなかで、事件や問題の要素が絡んでくると当事者という言葉を選ぶ。
当事者不在で、意思決定されてしまうのはよくないという言葉はそうだなと思う反面、
本人が困っていないのに、いつの間にか当事者と決めつけて話して置き去りにしてしまうこともある。
切り口や比較対象を変えると人それぞれ、何かしらの当事者になりえるのだと思う。
震災のあった場にたとえいなくても、共感しすぎて苦しくなってしまう人も当事者。
当事者とは誰のこと?
よく使われる言葉を丁寧にみていくと、見落としていることが立ちあらわれてくる。
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