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チームレジリエンスが気になる理由

チームづくりに関する最新刊『チームレジリエンス:困難と不確実性に強いチームのつくり方』(池田 めぐみ・安斎 勇樹 共著)が今月末に発売されるそうだ。

安斎さんの『問いのデザイン』を読んで感銘を受け、また序文を読んでこれは今月末読めるのが楽しみ。

序文で、頷いたのは以下の内容だ。

ギスギスした人間関係。コミュニケーション不全。エースの離脱。

ひとつの「困難」を解決できぬうちに、また次の「困難」が立ち現れる。まさにストレスフルな状態です。

このような「困難」をやりすごす術を、私たちは持っていないわけではありません。

・“我慢は美徳”の教えに従って、苦難が去るまで耐え忍ぶ。
・誰かを悪者にして、自分には関係ないと言い聞かせる。
・二度と同じ過ちを起こさぬように、辞典のようなマニュアルを作成する。

けれども、私たちはすでに理解しているはずです。このような場当たり的なやり方では、いつまでも長くは続かず、目の前の「困難」の根本的な解決にはならないことを。

新刊『チームレジリエンス:困難と不確実性に強いチームのつくり方』発売決定!先行して「はじめに」を全文公開します。

ほんとそう。

場当たり的で、誰かに負担がいってしまったり、作ったはいいものの運用されないマニュアルが残ってしまうのだ。

不確実とどう向き合うか

そこにさらに拍車をかけるのが、不確実性。

この「困難」の厄介さに拍車をかけているのが、時代の「不確実性」です。

不確実性とは、未来の結果が予測できず、リスクをコントロールできない状態を指します。この先どうなるのかわからない。いま何が起きているかもわからない。まさに「わからなさ」が靄(もや)のように立ち込めている状態です。

新刊『チームレジリエンス:困難と不確実性に強いチームのつくり方』発売決定!先行して「はじめに」を全文公開します。

これまた、すごくわかる気がする。

そこで、本書が提案するであろう内容はレジリエンスだ。

チームでレジリエンスを発揮することは、もちろん簡単なことではありません。そのアプローチを紐解くと、心をケアすること、自分の感情に向き合うこと、正しく問いを立てること、対話をすること、良い教訓を残すこと。これらを限られたリソースを使いながら組み合わせて実行する複合的な能力だといえます。

新刊『チームレジリエンス:困難と不確実性に強いチームのつくり方』発売決定!先行して「はじめに」を全文公開します。

どれももっともそうで、深そう。

昨日のnoteで書いたようにすぐに答えを決めてしまうのことで、わからなさを払拭するのは危険なときもある。

どう対話して、どのように良い教訓を見つけるのか。

そして、浸透させるのか。そもそも、浸透させる必要があるのか。

正しく問いを立てる部分については、もう一度『問いのデザイン』で予習したうえで、読んでみるといろいろ発見がありそうだ。

気になった方は、ぜひ序文を読んでいただきたい。

以上、note記事の紹介でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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