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    連載小説「ハート」をまとめて読めます。発達障害の杉並翔を主人公にした作品です。

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教師に「障害を盾にするな」と言われた話

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    • 戦うって決めた日

      掃除の後のゴミ捨て

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      • 発達障害者に天才が多い理由

        発達障害と言われた天才たちエジソンや、ウォルト・ディズニー、アインシュタインは発達障害だったと言われている。現代の人だと、テスラ社やスペースX、TwitterのCEOをやっているイーロン・マスク。それから日本人で言うと、黒柳徹子、Fukaseがあげられる。 これほどまでに、発達障害者には天才が多いのかについて僕なりの考えを発表したいと思います。

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        • 小6担任が抱きついてきた話#自叙伝08

          全校集会の後ある時、校長先生が「今日の全校集会の感想を述べに来てください」と6年1組の数名(確か5人)を指名した。その中に僕の名前があって、僕は数人の友達と校長室に行った。そこには担任の先生も廊下まで付いてきた。 みんなきちんとそれなりの感想を述べて出ていった。僕は最後に校長に入った。そこで校長先生を前に何も喋れなくなってしまった。というより、あまりに日常的で、事務的な全校集会だったので、感想は特になかった(と言えば良かったのだが)。 そこで校長は無言の空間に耐えられなく

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        教師に「障害を盾にするな」と言われた話

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          スキー教室で暴言を吐かれた話#自叙伝07

          私は小学校4年生の時にスキー教室に参加した。スキー場にバスで移動し、そこでインストラクターによってスキーを教えてもらった。担任の先生は基本的に指導をせず、スキーのレベルに応じてグループ分けをし、それぞれにインストラクターがついた。私は小さい頃からスキーをやっていたため、一番上手なクラスに配属された。上手なクラスは初めからリフトで上がる。 頂上に着くと、第一声「並べ!」と荒々しく言われた。しかし、その時、私は板のエッジが効かず、後ろに滑ってしまった。インストラクターに「何やっ

          スキー教室で暴言を吐かれた話#自叙伝07

          小6担任の執念 自叙伝#06

          江戸仕草担任は”江戸仕草”の話をよくした。「江戸の人は相手を気遣い、傘をさしている人同士が通る時には、互いに外側に傘を向けて通る」という話だった。その話は耳にタコができるくらい聞かされていた。 ある日の全校集会で校長がその話をそっくりそのまました。そのあとに、校長が実際に傘を持って実演してみせた。その相手役が担任だった。 校長室の花校長室に入ると、いつも花がたくさん置いてあった。全部の花をプレゼントしたのも世話をしていたのもその時の担任の先生だった。 校長の百人一首校長

          小6担任の執念 自叙伝#06

          小6担任の裏切り 自叙伝#05

          別室登校する前(夏休み明け)に、僕は一つの作文を出した。 その内容には、「先生の指導によってクラスに行きづらくなったこと」「みんなの雰囲気が辛かったこと」「それを乗り越えつつあったこと」を書かれていた。 それをコンクールに出そうと担任と話していた。 それが別室登校になったことで話が頓挫していた。それを保健室の先生に伝え、教頭先生と添削して、コンクールに出した。 しばらく経って、コンクール決勝大会が地上波で放送された。地元のテレビ局が主催するもので、そこそこ大きい大会だ

          小6担任の裏切り 自叙伝#05

          小学校6年生 自叙伝#04

          新学期最初の日、その先生はいた。B(仮名)先生。始業式の後、みんなで集まった。B先生は「今からお弁当食べるけど、自由席にしてもいいか多数決を取ります。一人でも反対する人がいたらみんな一人で食べます」と言い、多数決を取った。その時に咄嗟に僕は手を上げなかった。 先生「みんな上げてる?」 友達「福くんがあげてません」 みんな僕の方を見る。 先生「理由は?」 僕「えーと」 友達「先生、これってただなんとなくって理由でも、全員一人ずつ食べるんですか?」 先生「うん」

          小学校6年生 自叙伝#04

          いじめられている時の勉強

          最初は必死だった

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          いじめられている時の勉強

          ハート #03

          第三節 出会い「翔くん?」 同じゼミの百合が心配そうに聞いてきた。 「おお、大丈夫」 翔は恐る恐る答えた。 ゼミは木曜5限にあって、17時過ぎに講義がある。みんな疲れ切っていて話など聞いていない。けれど、お構いなしに講義は行われる。 その時、ゼミ長の及愛がプレゼン担当だった。このゼミでは、自分が気になることや勉強したいことを自学して、みんなにプレゼンするゼミだ。今回のテーマは「貧困児」で、及愛が選んだテーマだ。 及愛は頭は少し悪いけれど、誠実で、誰よりもゼミに貢献

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          自叙伝#03

          小学校5年生小学校5年生になった時、担任の先生が変わった。 この先生は優しすぎた。 だいぶ、歳をとっていて、2年後に定年退職した先生。 子どもが孫のような感覚で、子どもを注意することができなくなっていた。もうおばあちゃんと呼べるような歳だったし、子どものバイタリティについていけなくなったのかもしれない。 そこでA(仮名)くんというクラスで浮いた子がいた。浮いていると言っても、少し普通とは違って、陰キャではなく、むしろ陽キャだった。でも、家庭環境が普通ではなく、毎日ヨレ

          自叙伝#03

          悪口を言うのはリスクしかない

          聞こえるように言うな

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          発達障害 自叙伝#02

          小学校1年生〜4年生小学校に入りたての頃、お尻から透明な液体が出るようになった。最初は何かわからなかった。大便をした後なんかには必ず起こったし、突然起こることもあった。市内の病院に行ってもわからず、結局、宮城県子ども病院を紹介され、検査を受けた。わかったことは、腸の中に膨大なガスがあること。それが何かしらお腹に悪影響を及ぼしているのではないかという推測だった。 それから、治療をしていった。多少よくなっていたが、根本的に解決には至らなかった。その先生は腸の研究をしている先生だ

          発達障害 自叙伝#02

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          ひかり野塾に通って、漢字やアルファベット、英単語の覚え方を勉強してきた。そのおかげで成績はいつも高かった。けれど、いやそのせいで「福くんより出来ていない子いますよ?」「障害を盾にするな」色々な言葉を受けてきた 早期に支援された結果がこれなら、どれが正解なんだろう 社会の発達障害に対する差別や無理解は山積み  ここからがスタート! YouTubeはこちらをクリック

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          第二節 孤独 翔はいつも独りだった。それはビョーキ同然で、小学校から友達らしい友達がいない。友達がいないことで、自分の心に何十の壁をして鍵をかけ、鎖を繋いでしまった。ますます前に出ることができなくなってしまっている。 翔は教育学部に通っていた。みんな「先生」を目指す人たちばかりでキラキラしていた。「先生」って言うのは「とりあえずなるものだろ」と翔はいつも斜に構えて見ていたから、どこか馴染めずにいた。 「僕を理解できる人は誰一人いないんだ」って。  翔は発達障害のゼミに所

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