美容院に行くのは二ヶ月未満で一度くらいのペースだ。 このペースになるのは、全て前髪のせい。前髪さえ伸びなければもう少し耐えられる。 美容院に行くのは好きだけど、時…
-Still Life Stories2- 彼女が空っぽの時、僕は満たされている。 だから僕は自分が空っぽの時の方が安心する。彼女の感情が振り動かされていないから。 僕はいつも彼女の…
9/8(日)大阪天満橋 OMMビルで行われた文学フリマ大阪12。 出展して来ました。 ブースにお越しいただけたみなさま本当にありがとうございました。 本当にたくさんのブー…
今度の日曜日、大阪天満橋OMMビルにて大阪文学フリマ12が開催されます。 私、日々図案室ことparksidebooksも参加します。 去年は「日々の帆」のユニット名で参加してた…
still life storiesとは2024年7月に始めたA4サイズ1枚を本に見立てて仕立てたショートショートの作品シリーズ。 物に対して妄想癖があるのと、「STILL LIFE」が静物画と…
おやつばなしとは 「おやつばなし」は私が母から預かったレシピと、レシピのおやつをモチーフにしたお話を1冊に綴じた手製本シリーズです。 ご興味を持っていただければ…
「何を目指しているんですか?」 昨日参加した、星々文芸博で会った知人に言った私の言葉だ。 偉そうに。自分だって何を目指しているかなんかわかってないくせに。 この半…
私の名前はあかり。 新卒でこの会社に来てもう8年目になる。 その間ずっと、叶わない恋をしている。 私がこの職場に配属された日。私の面倒を見てくれたのは田中先輩だっ…
決して食べ物の話ではない。 自分の作るデザインやイラスト、ZINEのこと。 甘いテイストが苦手だ。細かく言うと、ファンシーでいろいろ飾りがついているものより、すっき…
Park Side Books ニッチです。 あぁ、ろくな宣伝もできずにここまで引っ張ってしまった。 あと二週間後の日曜日 東京流通センターで開かれる「文学フリマ東京」のブースは…
りんご こだまスイカ かき キウイ いちご ゴールデンピーチ チェリモヤ ヤマモモ もも 茂木びわ ワンダフル ルビーグレープフルーツ 筑波栗 リリコイ 果物…
3月に入り、絵しりとりは「果物」をお題に続いている。 どうしても浮かばないときはネットの検索だけでなく、辞書を調べたり、一日中ぶつぶつモチーフを探して呟いて過ご…
3/2と3に行われた岐阜駅本の市。 私は前日の2日に前入りして、現地視察と観光に時間を取った。 岐阜には初めてきたので、JR岐阜駅に着いて驚く。ステンドグラスの鵜飼と…
ものの絵しりとりも順調に繋がっています。絵しりとりをしている理由はただただ絵が上手くなりたいから。しりとりにしたり、単なる月極のテーマにしたり、アルファベットの…
ペア(洋梨)がとても好きだ。 梨全般好きで、二十世紀よりも豊水が好きで、その上が洋梨が好きだ。 とろりととろける食感とか、不思議なスモーキーグリーンの色とか、自分…
三年前、格好をつけて、写真用のルーペを買った。 虫眼鏡の形ではなく、片手で持って、直接目の近くへあてがう形のルーペで、倍率が上手に合うと印刷物のCMYKのドットが綺…
美容院に行くのは二ヶ月未満で一度くらいのペースだ。 このペースになるのは、全て前髪のせい。前髪さえ伸びなければもう少し耐えられる。 美容院に行くのは好きだけど、時間がとりにくい時に限って伸びて鬱陶しいので苦しい気持ちで予約をしている。 私の担当の美容師さんはとても仕事への探究が熱心な方だ。 研究員と呼んでも良いだろう。 シャンプー・カラー・トリートメント・パーマ液などのお話から入り、美容院の中で行われることの髪への影響を語るだけでなく、詰まるところライフスタイル・健康・人
-Still Life Stories2- 彼女が空っぽの時、僕は満たされている。 だから僕は自分が空っぽの時の方が安心する。彼女の感情が振り動かされていないから。 僕はいつも彼女の部屋の隅で、じっとしているけど、毎日彼女の断片を感じることができる。 今日のレシートにはいろんな食材が書かれていて、料理をするぞ!という気合を感じる。何かを書きつけた破られた紙には思ったように進まなくて悔しい気持ちを感じる。美しいデザインの包装紙が綺麗に畳まれて入ってきたこともあった。最近身
9/8(日)大阪天満橋 OMMビルで行われた文学フリマ大阪12。 出展して来ました。 ブースにお越しいただけたみなさま本当にありがとうございました。 本当にたくさんのブース・作品数で、まさにごった煮のような空間。 その中から選んでいただけたのが嬉しかったです。 今回も、アシスタント(お小遣い欲しさの娘)を連れての参加。おかげで去年よりいろんなブースを回り楽しんだり、自分と比較したりと勉強できました。一人で参加よりやっぱりお手伝いがいてくれてよかった。 無料イベントで場所も
今度の日曜日、大阪天満橋OMMビルにて大阪文学フリマ12が開催されます。 私、日々図案室ことparksidebooksも参加します。 去年は「日々の帆」のユニット名で参加してたので一人での大阪は初です。 改めて作品の紹介。 おやつばなし 作品個々の紹介はこちらからどうぞ もう、既視感があるので珍しくないかもしれません。 一冊づつ中綴じを手製で行っている本です。おやつのレシピは普通のものばかり。 素朴さや、クラフト感のある、軽い本をイメージして作っています。 レシピ
still life storiesとは2024年7月に始めたA4サイズ1枚を本に見立てて仕立てたショートショートの作品シリーズ。 物に対して妄想癖があるのと、「STILL LIFE」が静物画という意味に引っかかってつくることにしました。(直訳すると生命が残っていそう) 基本的に途中までnoteで発表しようと思っています。よかったらご覧ください A6サイズ(A4サイズ1枚もの) 価格:200円 あかり 2024制作 元々は文章教室の課題の合間で作った作品。 弱ってき
おやつばなしとは 「おやつばなし」は私が母から預かったレシピと、レシピのおやつをモチーフにしたお話を1冊に綴じた手製本シリーズです。 ご興味を持っていただければ嬉しいです。 A6サイズ 価格:1000円(taxin) 怪盗マドレーヌ 2021制作 文章教室に通い出し、最初に作った作品。 正式には2作目の「タロがゆく」の方が早いのだけど、冊子に綴じた順はこちらが先。マドレーヌをよく作っていて、「怪盗」+「マドレーヌ」の響きがかっこいいなと思いついて一気に作ったと覚えて
「何を目指しているんですか?」 昨日参加した、星々文芸博で会った知人に言った私の言葉だ。 偉そうに。自分だって何を目指しているかなんかわかってないくせに。 この半年、ZINEの活動が公の補助金事業に採択されて、ほぼ毎月あちこちの文芸やZINEのイベントに顔を出ざるおえない状況だった。 楽しかったし新しい発見もあって、知り合いも増え、自信も持てて視野も広がった。 もちろん逆のこともあって、かっこいいなと憧れるよう本を作っている人や、書店の人もいて、おおよそそう感じる人には私
私の名前はあかり。 新卒でこの会社に来てもう8年目になる。 その間ずっと、叶わない恋をしている。 私がこの職場に配属された日。私の面倒を見てくれたのは田中先輩だった。 彼は私を席に案内してくれた。他の同期は、どちらかといえば面倒臭そうに連れて行かれるのだが、彼は丁寧に対応してくれたのが、片思いの始まりだった。 彼は私の前の席だった。私は毎日、彼を見て仕事に励んだ。 日々の忙しい業務の中でも、誰に対しても誠意を持って対応し、困難な仕事にも決して怯まない姿がとても素敵だった。
決して食べ物の話ではない。 自分の作るデザインやイラスト、ZINEのこと。 甘いテイストが苦手だ。細かく言うと、ファンシーでいろいろ飾りがついているものより、すっきりとシンプルなものが好きだ。 シフォンの布のスカートよりもデニム生地というと具体的にイメージできるかなと思う。 「かわいい」と言われると一瞬怯んでしまうけど「甘い」と「かわいい」はきっと違う。近いような意味の言葉をざっくりと捉えてはいけない。 不思議なもので、狙ってはいないのに私の作るものは「かわいい世界」ら
Park Side Books ニッチです。 あぁ、ろくな宣伝もできずにここまで引っ張ってしまった。 あと二週間後の日曜日 東京流通センターで開かれる「文学フリマ東京」のブースは ちー30です。よろしくお願いします。 恐怖の文学フリマ東京。SNSで宣伝をしないと誰も振り向いてくれない、ブースにも立ち寄ってくれない文学フリマ東京。ひとりぼっち、孤独との戦い。 今までに参加した人の体験談を聞いて、勝手にイメージを膨らませている。 今のイメージは一人ぼっちで、人のブースの賑わ
りんご こだまスイカ かき キウイ いちご ゴールデンピーチ チェリモヤ ヤマモモ もも 茂木びわ ワンダフル ルビーグレープフルーツ 筑波栗 リリコイ 果物だけでしりとりをつなぐのは難しい。 リなんか、りんごしかないじゃないかと思って苦しんでいたら、ハワイアンフルーツが見つかってホッとしている。 小さくても発見があると心が充実する。 つまらないことでも続けられることは楽しい。 今日は展示を二つ観に行った。 一つは 大阪のギャラリープチぽわで安井寿満子さんの銅版画の展示
3月に入り、絵しりとりは「果物」をお題に続いている。 どうしても浮かばないときはネットの検索だけでなく、辞書を調べたり、一日中ぶつぶつモチーフを探して呟いて過ごしている。縛りがあると苦しくなるけど、ここがうまく繋がるとすごく気持ちがいい。 そしてそういうことは結構何にでもあると思う。 来週からは、新しいzineの印刷に取り掛かる。今週、印刷会社さんと打ち合わせをして、どの工程をお願いしてどんなふうに作っていくかを決めた。 販売の金額設定から逆算して、制作にかけられる費用は
3/2と3に行われた岐阜駅本の市。 私は前日の2日に前入りして、現地視察と観光に時間を取った。 岐阜には初めてきたので、JR岐阜駅に着いて驚く。ステンドグラスの鵜飼と黄金の信長像。結構なインパクトだな、こんなに街を上げて鵜飼を推していたんだと、地元の熱意と他地域から来た私との温度差を感じる。 黄金の信長像に至ってはLINEで家族に写真を送った後にやってきた「岐阜って信長だったけ?」と長女の返信をみて、そんなに印象ないんだよなと同意をしてしまった。岐阜の皆さんには申し訳ない
ものの絵しりとりも順調に繋がっています。絵しりとりをしている理由はただただ絵が上手くなりたいから。しりとりにしたり、単なる月極のテーマにしたり、アルファベットの順にしたりと色々飽きないようにしながら続けてもうどれくらいになるのかな。 コツコツと描いているといいことがある。その絵を使った副産物が作れること。 絵を題材にした冊子やしおりも作れるし、冊子のテーマが決まっていたら、コツコツ描かなくてはいけない使命感も生まれてくる。 去年からボツボツ手製本の冊子、といってもホッチキ
ペア(洋梨)がとても好きだ。 梨全般好きで、二十世紀よりも豊水が好きで、その上が洋梨が好きだ。 とろりととろける食感とか、不思議なスモーキーグリーンの色とか、自分の体型に似ているフォルムとか何かと好印象の果物だ。 小さい頃はなかった果物で、大人になってから食べた。 よく熟れた洋梨に生ハムをつけて食べてみたらびっくりするほど美味しかった。 メロンと生ハムと同じ原理で、小さい頃の私だったら絶対選ばない組み合わせだ。 ハムにメロンだって。この時のハムのイメージは普通の丸いハムで
三年前、格好をつけて、写真用のルーペを買った。 虫眼鏡の形ではなく、片手で持って、直接目の近くへあてがう形のルーペで、倍率が上手に合うと印刷物のCMYKのドットが綺麗に見える。 拡大して見える世界は面白い。たくさんの色のてんてんで一つの印刷物ができていると思うと、日常の小さな出来事が、目の前の点々のように思えてくる。飛び跳ねたくなるような特別な出来事や、不機嫌になったこともあったあったと思い出す。 遠くからみると全体に焦点が合い全体像しか見えない ルーペで覗いた後、色々