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薄毛・抜け毛にビタミンC(ヘアサイクル)

人間のからだに欠かせないビタミンC

ビタミンCは美容と健康に関わる様々な働きをする万能要素を持っています。

今回はそんな万能的なビタミンCの薄毛効果です。


皆様が気にする、抜け毛や薄毛。

若かりし頃は健康な髪の毛が生えていたのに、どのような過程をたどって薄毛や抜け毛になってしまったのでしょう?

日本人の髪は平均で約10万本あるといわれています。

どんなに健康な場合でも、平均して1日あたり50~100本程度の髪が抜落ちているといわれています。

私達の頭は抜け落ちると一緒に、新しい髪の毛が生えてくるいうサイクルを繰り返しています。


ヘアサイクル

髪は1カ月で約1.2センチ伸びると言われています。

しかし、髪を全く切らなかったからといって、どんどんと伸び続けるわけではありません。

一定期間を経ると自然に抜け落ち、抜け落ちた毛穴からはまた新しい髪が生えてきます。

このサイクルを「ヘアサイクル」といいます。

ヘアサイクルですが、髪が生えてから成長期→退行期→休止期と経て、やがて抜け落ちるまでのことをいいます。

成長期:髪の毛が伸び続ける期間
退行期:髪の毛の成長が弱まる期間(約2〜3週間)
休止期:毛が抜け落ち、次に生える毛を待つ期間(数ヶ月)

まず「成長期」ですが、ヘアサイクルのほとんどの期間を占めています。髪をつくる細胞である、毛母細胞が分裂し髪が伸びる時期です。成長期が長ければ長いほど、髪はその分長く・太く成長する傾向があります。

「退行期」は、その成長期が終わり、髪の毛の成長が止まってしまう時期のことを指します。

そして「休止期」になると、髪の毛の根っこの部分「毛根」の位置がどんどん頭皮に近くなり、その毛穴の奥で新たに成長を始めた髪に押し出されるように、自然に抜け落ちます。

このヘアサイクルは、1本1本タイミングが異なるため、一度にまとめて髪の毛が抜けるといった心配はありません。


ヘアサイクルの乱れは薄毛の原因

正常なヘアサイクルの場合、成長期は4〜6年と言われています。

しかしこのヘアサイクルは、常に一定の期間続くわけではなく、また永遠に続くこともありません。

ヘアサイクルが乱れることにより、この成長期もどんどんと乱れてきます。

本来であれば太く・長く成長するはずの毛髪ですが、ヘアサイクルの乱れにより産毛のように細く・短い毛髪にしか成長せず、早い段階で抜け落ちてしまいます。

毛根が生きており本数が同じだとしても、細く短い髪の毛では全体的なボリュームに違いが出て、全体的に密度が薄く見えてしまいます。

成長期が短くなることでヘアサイクルも短くなり生涯保たれるはずだった毛根の寿命が早々に尽き、髪の毛が生えにくくなる可能性もあります。


そんなヘアサイクルですが、ヘアサイクルが乱れてしまう原因は諸説あります。

遺伝やストレス、加齢、喫煙、生活習慣などさまざまです。

つづく...

薄毛・抜け毛を防ぐために

髪の成長には、頭皮の働きが重要です。

頭皮の毛細血管が老化して弱くなると、血液の流れが十分でなくなり、髪の製造工場である毛根に十分な栄養が行き渡らなくなることがあります。

これが薄毛の原因の一つと言われています。
毛細血管は皮膚と同様に、コラーゲンでできています。このコラーゲンが生成されるときに必要なのがビタミンCの働きです。


ビタミンCを使った薄毛治療もある

実は、頭皮に直接塗ったり、注射することでビタミンCを補給するという薄毛治療の方法もあります。

この治療法では、頭皮の毛細血管にビタミンCが直接補給されることで、新しいコラーゲンが生成され、弾力のある毛細血管になる効果が期待できます。

弾力のある毛細血管には血流がスムーズに流れ、髪に必要な栄養素を十分に届けることができるようになるというのが薄毛治療におけるビタミンCの効果です。

水溶性のビタミンなので、副作用の危険も少ないのが嬉しいですね。

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