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スタンド・バイ・ミー

観るのは2回目、でも前に観た時のことは殆ど覚えてない。

友人はこの映画を観ると、等身大の自分に戻ってこれると言っていた。
ああそうだった、と、爽やかな気持ちになれると。

この映画を観て、等身大の自分に戻ったのは私も同じ。
でも私の場合、爽やかさは一切なく、明るい未来がなにも見えなかった子供の頃のように、途方にくれた気持ちになった。
自分はまだ12歳のあの頃のまま、傷ついた子どもなのだと思い知った。

父親を馬鹿にされて泣いたテディはどんな大人になっただろう、
主人公は父親に愛されていないという痛みをどうやって超えていったのだろう、
クリスの人生は良きものだっただろうか、
バーンは……まあ……心配いらなそうかな?

2日間の冒険を経て彼等は大人になっていく。
でも私はこの2日間の中に取り残された気分になった。

泣いていたクリス。私の心はあの森から、帰ってこれない。
フィルムの中、永遠に12歳のままの少年たちと、心の時を共にしている。
(どうやって大人になっていけばいいんだろう)

それはそれとして、
リバーフェニックスのあまりのカッコよさ、瞳の美しさには本当にまいったな、
私が男の子だったら絶対真似してるなあ。

今回は感情移入しすぎで細かいところあまり観れなかったから、ここが良かったとか詳しく語れないな。分離できない。
また観たい。

パイのシーンは悪趣味すぎたけど、ちょっと笑えた。

(2016.06.12)
画像引用元:映画.com

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