猫は言うことを聞かない
さっこ様の素敵なイラストを使わせて頂きます。ありがとうございます。
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どうやらまたお隣さんのネコが脱走したらしい。
これで3回目くらいだ。
ネコは自由に生きてるように見える。
ネコを見るたび、「ネコになりたい」と願っている。
ネコはヒトの命令をほとんど聞かないので、決して扱いやすいとはいえない。
ウシやウマのように柵で囲って飼育したり、イヌのように紐でつないで飼うことも困難。
今の時代でさえ、飼うのは難しい。
昔の家で嫌がるネコを家のなかに閉じ込めて飼うのはほぼ不可能であったと考える。
このような点から考えると、ネコの家畜化はむしろネコ主導で進んだのではないか。
他の家畜は、たとえば肉や乳、卵を得るなどの特別な利用目的があったため、ヒトが野生から集めてきて飼い慣らしたのに対し、ネコはつかまって家畜にされたわけではないようだ。
ネコのほうに、なにかヒトのそばにいると自分に都合がいいことがあったため、ヒトと生活することを選んだのだろうと考える。
「かわいい」
「癒される」
そんなことを思って飼っている人が大半だろう。
ネコからしてみると、
「そうだろ?可愛いだろ?」
「飼いたくなるだろ?」
と、実はネコの思う壺になっているのかもしれない。
ネコが人間といると得をするから近くにいる。
人間が得をするから家畜にする動物とは少し違うのかもしれない。
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