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除夜の鐘

AKISEN様の素敵なイラストを使わせて頂きます。ありがとうございます。

除夜の鐘は除くと書く。

除くとは何を除くのか。

苦しみの生み出す原因の煩悩を除くのが除夜の鐘の除である。

輪廻という考え方がある。

生きて死んでという永遠を語るが、私たちの人生で起きていること。

恋愛で、ダメな男に当たったと言いながら繰り返す。

苦しみに突き当たると逃れようと環境を変えるけど、苦しみの原因でもある自分が移動してるだけ。

苦しみの種が動き回るだけ。

この悪循環を止めなければいけない。

神を想像してもなかなかうまくいかない。

生きてる限りエネルギーが必要になる良くも悪くも。

源となるのは私たちの煩悩である。

それを打ち消すこと。

除夜の鐘は新年へのカウントダウンとして使われるが、本当は苦しみのエネルギーの源を消していく作業である。

一年の最後に振り返り思い残したこと後悔、向き合う時期に苦しみを生み出すエネルギーの煩悩を消すのが除夜の鐘。

なぜ鐘なのか、百八なのか。

それは煩悩の数と言われる。

生きてると四苦八苦する。

数字に置き換えると36。72である。

足すと108だ。

自分の力ではなく、仏の力を借りて消していこうというのが鐘である。

仏の声の象徴である。

その鐘の音を聞きながら付き合って反省するのである。

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