電車の席を譲らない本当の理由

人に親切にすること、誰かの役に立つこと、
それを通じて人から感謝されることは大事ですよね。

それがまわりまわって、いつか自分にも返ってくる。

あなたは、今日、人にありがとうを伝えましたか？
あなたは、今日、誰かに言われたありがとうを憶えていますか？

ストレスの多い社会で生きていると、つい忘れがちになる大切なこと。　

ありがとうのThanks Card

僕たちは今、多くの”ありがとう”が生まれる機会を創って、
その”ありがとう”を実際に集めています。

・・・何言ってんだ？と思われるかもしれません。

実際、こんな感じのありがとうのカード、Thanks Cardを集めています。

写真：農家さんから農作物を頂いた方が、農家さんへ宛てたThanks Card

僕たちが今創っているプロジェクト、自分のできることで人にGiveできる仕組み。Giveを通じて体温の伝わる、新しい繋がりや体験を創っています。

そして、毎日誰かの”ありがとう”が僕の手元にやってきます。

日本人の無関心はシャイなだけ？

日本人ってシャイな人、行動する前に考えすぎてしまう人が多いと思うんですネ。
ちなみに僕はシャイでもなく、考える前に行動してしまう部類のようです。。汗

最近の若い者は無関心、都会の人は冷たい、なんて言葉を良く聞きます。
僕はそうじゃないんじゃないかと思っいます。

無関心、冷たいんじゃなくて、ただシャイなだけ。あるいはただ空気を読みすぎるだけ。

心の底では優しい気持ちを持っている人は実が多いと思ってます。

昨日、東京都内の山手線の電車に乗っていた。
明らかに足の悪い高齢者の方が立っているのに誰も席を譲らない。

その何気ないよくある光景について、さっきまで友人と話していた。

人には本当は席を譲りたい、だけど勇気がなくて声かけられない人もいる。
大したことないじゃないと言われるかもしれませんが、みんなが声をかける勇気を持ってるわけでもないかもしれないなと。

人によっては、
”私はまだ、おばあさんじゃないわよ！”
と言われてしまうかもしれない、と躊躇（ちゅうちょ）する人。

人によっては、
”次の駅で、降りるので結構です”
と断られて、やり場のない、、もう一度座ろうかどうしようか的な微妙な雰囲気になるの嫌だな、、と思う人。

色々考えているうちに、次の駅になり、また次の駅になり、
今更声をかけても、
”なんで今頃？と思われるかもしないしな”、
と考えすぎて行動に移せない人。

そんな人もいるんじゃないかと思う。
無関心ではなく、冷たいんじゃなくて、自然と声をかけるのが得意ではない人。本当は席譲りたい。

Thanks Card

Thanks Cardは、声に出しずらい、本人に面と向かって言うには少し恥ずかしい、そんな人にとっても表現しやすいもの。

このデジタルな時代だからこそ、それに逆行する、自分で書くアナログな文字。このアナログ文字にこそに魂がこもり、温かみが伝わる。

汚い字だっていい、格好良い言葉でなくなっていい。
ありがとうを自分の言葉で自分の文字で表現する、それが大事。

僕らのプロジェクト、ありがとうが日々増え続けています。

写真：ここ数日で僕の手元に集まったThanks Card

お金を払って終わる2秒の動作ではなく、
何分もかけて、人によって時間をかけてじっくりと考えて書いてくれた、みんなのThanks Card。

これを持ってるだけでパワーが出ます。

多くの人が感謝して、また人から感謝される。
そんな社会が良いなと思っています。
なのでそんな社会を創っています。