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高校三年生で休学を決めた理由

noteを始めるに当たり、僕という人間について、これからのこと、そしてnoteをする理由について述べたいと思います。  

端的に述べますと、

・僕という人間について
2002年生まれ。中学生の時に教育に興味を持ち、高校二年生の時に短期交換留学に参加したことで留学に興味を持つ。高校三年生で一年間休学をしてフィンランドに私費留学。帰国後、四年間在籍した高校を卒業し、現在は浪人生。

・これからのこと
大学の教育学部に入って教員免許(小・中・高の社会科の教員免許取得が目標)を取得した後、小・中・高のいずれかで数年間先生として現場経験をし、その経験を生かして教育に関わる別の仕事をしていきたい。  

・noteをする理由
単純にそのとき考えていたことを文字として残し、後から見直せるようにすること。そしてその考えを共有し、仲間を作るため。また、みなさんから新しい価値観や考え方を得るため。

ということです。

こういう人がnoteを書いているんだなと軽く理解してもらえたなら幸いです。

これから時間がある時に自分の考えてること、また感じたことをnoteで文字として残し、皆さんと一緒に考えていければと思います。


高校三年生で休学を決めた理由

ここからはタイトルの話について書いていきます。

僕は高校三年生の夏に一年間の休学届を提出し、遥か7000キロも離れたフィンランドに行くことを決めました。

しかし留学に行くからと言って、僕は小さい頃から海外に興味があったわけでもなく、また僕の高校は至って普通の公立学校で、特に留学を推進している(コースやプログラムがある)学校ではありませんでした。

僕は中学生時代に素晴らしい先生方に恵まれ、また母親が教育関係の仕事をしていたこともあり、先生という職業、また教育に興味を持ちました。高校に入ってもその思いは変わらず、「先生になるために教員免許を取るとしたら、あの大学かな」と漠然と進路を考えていました。

しかし、高校二年生の夏休み、ある意味軽い気持ちで参加した短期のモンゴルへの交換留学で「直接経験しなければ分からないことが多くある」ということに気づかされ、また日本と海外の文化や教育の違いについて考させられ、そこから進路に対する考え方が変わり始めました。

夏休みが終わり、周りの人はどんどん進路を決めていく中、僕の心の中には『自分の進路を「しっかりとした目的意識」「自分の強い意志」に基づいて決めたい。周りに流されて漠然としたまま進路を決めてしまいたくない』という気持ちが芽生えました。

短期留学を期にどんどんと高まっていった異なる文化や教育を直接経験することができる海外留学への思いは、自分の教育への興味と、周りとは相反して自分自身の決めきれていない進路の悩みに重なり、『高校生の間に留学をしたい』と考え始めました。

そして、悩んで末に出た答えは『高校三年生でフィンランドに行き(教育に興味があった関係でフィンランドの教育にも興味があったので)、その間に経験したことを踏まえて、しっかりとした目的意識と強い意志を持って自分の行きたい進路を決めたい』というものでした。


しかし、留学に行きたいからと言ってすぐに行ける手段が見つかるわけでもなく、高校二年生の後半になった私には、どれだけいろんな留学サイトやエージェントを探しても、たった7、8ヶ月後に行ける留学プランはありませんでした。

僕は学年主任の先生に強く止められながらも(両親と担任の先生には留学に行きたいと決めた後すぐに話して、理解してもらいました)留学することを諦めきれず、自力で留学生を受け入れてくれる現地の学校とホストファミリーを見つけることにしました。

僕は片っ端からフィンランドに留学している(していた)大学生や高校生をSNSで探し、留学した方法を尋ね、アドバイスを頂きました。

そしてたまたま繋がった、フィンランドの高校に正規入学をして通っている高校生に出会い、相談をさせて頂く中で、彼女がその学校の校長先生に「新しく日本人の留学生を受け入れてくれないか」と頼んでくださり、校長先生は快くそれを承諾してくださいました。

その後、志望動機などを書いた書類を送り、正式に受け入れてくださることが決まりました。本当に奇跡的なことであり、会ったこともない僕を受け入れてくれた、学校、ホストファミリー、そして何より僕に大きな手助けをしてくれた彼女にはとても感謝しています。


高校三年生になってから留学が決まり、休学してまで行くこと。日本の画一的な教育では普通ありえないことですが、周りと足並みを揃え(ある意味流され)ることに違和感を感じていた僕は、両親と担任の先生の理解と協力もあり、その選択をすることができました。

僕のこの選択をさせたものを勇気というならば、それは自分の強い願望だけでなく、周りの人の理解・協力・期待があってこそのものだと感じます。

確かに一定数僕のしたいことに対して否定する人もいました(僕のことを心配しているからこそだとは思いますが)。しかし、周りから少し外れて、違う方向へ進もうとしている(進みたがっている)子どもや生徒たちを、ダメだダメだと頭ごなしに否定せず、一人ひとりの意思を尊重し、「やれるだけやってみよう」と理解し、協力してくれる大人がいること。それこそが教育のあるべき姿だと感じました。

僕自身そういった環境に居れたことを本当に嬉しく、そして幸せに感じています。

その教育のあるべき姿を僕自身が経験し、なんとかそれをもっと日本の教育に浸透させていけないか、そのために僕は何ができるだろうか。今はそのようなことを考えつつ、自分のしたいことや学びたいことに向き合っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました。これから少しずつ、僕が留学で経験したことや今後の進路、将来やってみたいことについて書いていきたいと思います。

【追記】フィンランド留学での経験についてnoteにしました。もし宜しければそちらもご覧ください。(フィンランド留学を終えて

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