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自費出版の勧誘

 キャンパス・スコープ(大学生と読売新聞が作る)に、web小説と電子書籍のことが書いてあり、ふと思い出しました。 
  
 小説を書き始めた頃、ある出版社から電話がありました。
「あなたが応募された作品のことでお話しがあります。とてもいい作品なので他のみなさんと共同で残してみませんか?ご賛同いただけますか?どうですか?ご賛同いただけませんか?」と、きちんとした説明をすることなく、賛同して欲しいとばかり繰り返し言われ、腹が立ち「何に賛同して欲しいのか、あなたの説明はわかりにくいので、きちんとした文書で送って下さい。メールアドレスもご存知でしょうから、すぐにメールで送ってください」と言って電話を切りました。
いまだ、文書は届いてません。
 
 コンテストを開催して、集まってきた人のところに手当たり次第に電話をかけ自費出版の提案をする。
この時、私はこの出版社のカモです。クソみたいな応募作品と一緒に手に入れた個人情報。こいつは本を出版したい人。自費出版の勧誘をするため電話をかけよう!引っかかるかもしれない!エイエイオー!

 人の弱みにつけこんだ商法だと思ったのと、自分の作品が評価されなかったことを認識しました。出版社から電話がかかってきたことで、一瞬でも希望を持ったからです。

 私の知っている女性で、かなり前ですが、どうしても自分の本を出版したく自費出版をされた方がいます。小説ではなくエッセイで、100万円くらいを出版社に支払って作ったそうです。
いまはweb小説サイトで誰でも小説を書いて投稿することができるし、自分が書いた小説を自分で電子書籍にしてアマゾンで販売ができます。その方が率もいいですよね。
そんな時代に、大金を支払ってまで自費出版をする人は、あまりいないのではないでしょうか。

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