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光陰矢の如し

  楽しい時間は一瞬にして過ぎ去る。
 その日の夜、朝が来るのが待ち遠しかった。一晩なんて寝てしまえば一瞬で朝になる。
そして朝が来て、楽しい時間が始まると瞬く間に時は過ぎ、あっという間に夜になり別れの時間がやって来る。

 この一瞬で過ぎ去る時間感覚を何度も体感すると、まるで誰かに魔法をかけられたような不思議な感覚に陥る。
 この時間感覚、どうすれば長く感じることができるのだろうと考えたことがあったが、時を止める術はない。
目の前にある楽しい、嬉しい、幸せ、といった感情。それに目を向けている限り、時間を長く感じることはできない。

 結局、今この瞬間を大事にすることしかできない。それが、相手を大切にすることだと気がつく。

 

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