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【残念なレンタル彼女】ゲロとおかゆの法則

モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。

「好きな人に好かれたくば、かっこつけるのを今すぐやめい!」


これ、国会中継でメガホンで叫びたい言葉なのですが、実際できそうもないので冒頭から叫ばせていただきました。
好きな人ができたら、その人に好きになってほしい、もっと愛してほしいからついつい背伸びしていい子ぶってしまう…
これ、私もやってました。可愛らしく尽くす女ってなんとなく素敵に見えるし相手も喜んでくれるはず…
しかしその結果は…はい!見事全て、100%の確率で大撃沈!という超ロンリーガールでした。

でも、男性でも女性でも、こんな人は結構多いんじゃないかな?

突然ですが「あいのり」って番組知ってますか?


今でいうテラスハウスとかバチェラーみたいな番組で、男女7人が旅しながら恋が芽生え、告白してOKならカップルで帰国、だめなら一人で帰国…というフジテレビの大人気番組でした。

この中に「ゲロとおかゆの法則」というのが存在します。
慣れない異国の地を旅しているうちに体調を崩すメンバーが非常に多い中、好きな人のためにおかゆを作ったメンバーはみんな一人で帰国、好きな人の前でゲロを吐いたメンバーはその相手とカップルで帰国という、不思議な法則があったんです。
好きな人の前で優しいとか、かっこいいとか、可愛いとか、献身的な自分を見せたいのは人として当然の気持ちです。
しかしながら、そんな完璧な自分がほころびを見せたときに、どういうわけか相手との絆が深まっているという事実が存在していました。

このメカニズムは非常に簡単なんです。
人は元々、愛したい生き物です。だから自分がプレゼントしたものを「ありがとう!」「すっごく助かった!」と相手が受け取ってくれたとき、すーっごく嬉しいんです。
だから、好かれよう!とかっこつけていた姿ではなく、相手は「あなたがふと困った時に自分があなたの力に、あなたの喜びになれた!」という時に、あなたに対してものすごい好感を抱くのです。
だいたい、曇りなくかっこいい姿をしているところを好きになったとしても、長くは続きません。
「かっこいいところだけを見せてきて好きになってもらったけど、かっこ悪いダメな自分を出したら幻滅されてこの人は去っていく…」と自分が辛くなるからです。

だから、今までの概念をひっくり返すようなことを言っちゃいますけど「あなたの欠点、直さなくていい!」んです。いや、違うな「欠点は直しちゃいけません!」。以上です!
「嘘つけバカヤロー」って叫びも聞こえてきそうですが、だってそれが真理なんだもん…
心理学的には「投影の法則」と言いますが「自分でも愛せない部分を人が愛してくれるわけないよね」って思うから、人は欠点や弱みを隠しちゃいます。
でも、そのコンプレックスや弱みを相手が受け入れてくれたら…すっごく恥ずかしい反面、めちゃめちゃ安心して「この人は自分を受け入れてくれるんだ」って思えませんか?
上記の「ゲロとおかゆの法則」では、まさにゲロを吐いた側にその思いが芽生えたことは間違いありません。

あ、もちろん「好きな人の前でみんなどんどんゲロ吐きなよー!」って言ってるんじゃありませんよ!
恋愛テクニックじゃありませんからね!むしろそんな人は嫌われますからね!
自分が自分で嫌っている部分、弱い部分というのは、直す必要はないし否定したり隠したりしないほうがいいよってことです。
「弱いところを晒しだしたのに相手に受け入れてもらえなかったよ!ふざけんなー!」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、それは相手がまだそれだけの準備ができていなかっただけの話です。
自分で受け入れればいいだけの話なんです。

自分のダメなところをもし誰かが愛してくれたなら「ならば自分も誰かのダメな部分を愛してもいいよね」という生きやすさの処方箋になりますから、最初はレンタル彼女だっていいんです。
かっこつけない自分も愛してくれる実感を経たら、理屈ではなく本能で自分のことも愛せるようになりますよ!

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