世界遺産検定対策のおススメ５撰！

ちょっとご無沙汰しておりました。
今回は「横須賀」ではなく「世界遺産検定」についてです。
世界遺産アカデミーが主催する、世界遺産検定の試験日が近づいてきましたね。
わたしは２０１９年夏に、世界遺産検定１級に合格いたししました。
実は昔から世界史や世界遺産について詳しかったわけでも、歴史の知識があったわけでもありません。
海外渡航の経験もほとんどありません。（グアム・韓国・台湾を旅行会社のツアーで３ヶ所のみ）
高校は工業高校でした。土木系の専門教科を中心に授業が組まれていたので、世界史の授業というものはありませんでした。（ちなみに日本史はありました）
卒業後は工業系の専門学校に進学したため、大学の受験をしていなければ大学にも当然行ってません。

４０歳！独学で世界遺産検定にチャレンジ

そんな学生時代、２０代、３０代を過ごしてきましたが、４０歳を迎える直前の２０１６年に突如何らかの閃きで世界遺産検定を初受験しました。
たまたま検定を知ることになり、思うがまま勢いのまま受験した感じです。
しかし学生時代に習うような基本的な歴史の知識はありません。
イチから独学で世界遺産検定の勉強を始めました。
４０歳！中年おじさんの挑戦です。
受験の目的は世界史を学びたい！もっとちゃんと知りたい！
そんな気持ちが急に強くなったのがきっかけです。
約２５年ぶりに（中学校以来かな？）触れる世界史。検定試験も４級からチャレンジしています。

歴史の流れを知らなければ、時代背景も、登場してくる人物も、建造物も、また生態系についても、全てがわからないことだらけ・・・　
今まで勉強してこなかったわけですから当然ですよね。
世界遺産検定のテキストに記載している内容も、どこを見ても「初めまして！」と挨拶するくらい全てが初見でした。
こんな状態で始めてますから、最初は読んでも全然理解できなかったです。
世界史をもう少し知っていれば・・・
そんなことも思いましたが、チャレンジするからには頑張ってみました。
イチからというより、ゼロからスタートって言った方が正しいかもしれません。
自分なりにどうすれば理解できるかを考えながら勉強して、４級・３級・２級はなんと一発で合格できました。
しかも３階級を同日に受験しての合格です。一日に３回試験ってけっこう大変でしたよ。
ちなみに試験会場は同じ場所です。また受験級によって開始時刻が異なるので同日受験が可能でした。
２級合格者のみが受験することできるのが１級試験。
その１級試験に実は２回落ちましたが、３回目のチャレンジで合格することができました。翌年もう一度１級を受験し再合格（リスタ合格）もしています。
２年連続で１級に合格しちゃったことに自分が一番驚いています。

今回、わたしが「これぞ！世界遺産の勉強本」と思う５冊をご紹介したいと思います。
実際にわたし自身が試験前に読んで検定試験に役立ったもの、比較的最近に販売されこれからの試験に役立ちそうなもの、などさまざまです。
ご参考いただければ幸いです。
紹介する本のコメントは、あくまで私自身による個人的な感想と主観によるものです。

世界遺産のひみつ

NPO法人世界遺産アカデミー　研究員　宮澤光　著
世界遺産アカデミーの宮澤氏が海外での経験を含め、世界遺産にまつわる裏話、エピソードなど、知っていると豆知識としてちょっと自慢したくなるような世界遺産が紹介されています。
世界遺産検定のテキストとは違う目線で楽しめます。

世界でいちばん素敵な世界遺産の教室

世界遺産アカデミー認定講師　片岡英夫　監修 
世界遺産って何？や、世界遺産ってどうやって決めるの？など世界遺産の基礎についてわかりやく解説。
また、世界遺産検定のテキストではあまり触れていない「無形文化遺産」や「世界の記憶」についても紹介されています。

世界遺産２０年の旅

TBS「世界遺産」プロデューサー　高城千昭　著
番組プロデューサーによる番組の紹介本と思ったら大間違い！
取材で訪れた世界遺産を例に挙げ、登録基準や検定に出てくるような専門用語、またこれからの抱えていく問題・課題など、世界遺産全般について紹介されています。

世界文化遺産の思想

西村幸夫　他　東京大学出版会　
世界遺産条約やその仕組みなど、世界遺産の根幹がわかります。
また世界遺産検定のテキストには出てこない、条約や憲章、専門機関なども紹介されており、より深く世界遺産のことを知ることができます。
ちょっと難しめなのでマイスター受験者向けかも。

世界遺産用語集

東京文化財研究所
文化遺産に関連する専門用語をまとめたもの。
世界遺産検定のテキストで基礎知識ページで使われている用語を調べる辞書代わりとして重宝しています。
１級もしくはマイスター受験者向けかと思います。

これからチャレンジする皆様へ

４５歳になる２０２１年の夏、１級合格者のみが受験できる世界遺産検定の最高峰マイスター試験に初チャレンジしました。
結果、落ちてしまいましたがとても勉強になったと思います。
今の実力を理解し、ダメだった点をどう修正していくかを考えていきたいと思います。
元々、知識の無いところから始めていますからね。まだまだ意欲はありますよ！
何かにチャレンジすることに、始める年齢や学歴は関係ないと思います。（どうしても必要な場合もあるかと思いますが・・・）
何が言いたいかと言うと「知りたい！という意欲を持つ」ってことです。
求めていることが記載されている本や動画、また同じく勉強している方など、自分に合う相性がいい何かを見つけてください。
そこから必要な勉強方法を見つけだして学んでください。

検定試験にチャレンジする皆さん！
試験日までの日数は少ないですが、ラストスパートです。
頑張ってください！！