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厄年女たちの伊勢旅行#3 伊勢神宮で厄払い

2日目は今回のメインイベント。
伊勢神宮での厄祓いだ。

朝はモーニングを食べに行ってから、着物をレンタルして着付けしてもらった。

旅行中の朝食はしっかり食べる。

伊勢神宮では正装が必要らしい…。と聞いてビビって着物を着ることにしたのだが、正装が必要なのは特別参拝のみだった。

通常のご祈祷の場合は普通の服装で大丈夫だったのだが、成人式ぶりの着物はいい思い出になった。


伊勢神宮ってどんなとこ

伊勢神宮には外宮(げくう)と内宮(ないくう)がある。

それぞれ祀られている神様が違い、参拝の順番は外宮→内宮だ。

時間に余裕があれば、外宮を参拝する前に2つ前の記事で書いた二見興玉神社を参拝するのがベスト。ということになる。

さらに、昔ながらのお伊勢参りを習うのであれば、内宮の後に朝熊岳金剛證寺を参拝すると完璧だそう。

伊勢市駅から近い外宮から、内宮までは距離があるのでバスで移動した。

駅前から出ているバスの料金が随分と高かった(確か650円くらいしたと思う)ので、三人以上ならタクシーがおすすめ。

待ち時間もないし一人当たりの料金はバスと大差ない。

結構離れてるよ。


伊勢神宮 外宮

神宮内は撮影禁止の場所も多かったので写真は少ないのだが、THE日本という厳かな雰囲気がとても良かった。

外宮は大きな森のようなイメージ。
清々しくて気持ちがいいので、最終日の朝も散歩をしに行った。

正宮 豊受大神宮
まがたま池

予想外に楽しめたのがせんぐう館だ。

式年遷宮記念 せんぐう館

展示を見ていると、タイミングよく式年遷宮や外宮正殿の原寸大模型の解説を聞くことができた。

聞く前はお堅い説明なのかな?と思っていたが、職員さんの話し方がとても上手でわかりやすい。

無駄がなく、頭に浮かぶ疑問点は全て解説の中で押さえているので、知識がなくても置いてきぼりにならないのはさすが!と思った。

個人的におもしろかったのは、建物の装飾の意味合いが詳しくわかっていないこともたくさんある。ということだ。

伝統的な儀式や習わしは、全て決まりごとで強く縛られていると思っていたので、「昔からそうだから今もそうしている」という少々緩めのスタンスは親しみを感じる。

神道や皇室に特段関心がなくても勉強になると思うので、余裕があればぜひ見学してみてほしい。


伊勢神宮 内宮

内宮は、外宮に比べて庭園感がある。

入口の大きな鳥居をくぐると川が流れていて、周辺は外宮と比べると背の低い樹々が茂り山も見える。秋は紅葉を見れるのかな?

内宮には、八百万の神々の最高位である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られている。

日本で一番最強の神様なので、厄払いは内宮でしてもらった。

久しぶりに正座をしたので足は激痛。
着物を着ていたので足を崩そうとしても変な座り方しかできなくて、初めての厄払いは全然集中できずに終わった…。

私はあまり宗教やお祈りなどを信じないタイプだが、「自分自身を見直す手段として参拝やご祈祷をするのは悪くないかも」と考えるようになった。

願いが叶う云々よりも、「毎日生活できることにありがとう」という気持ちを伝える対象があることって、結構いいことだなと思ったのだ。

正宮 皇大神宮

ちなみに天照大御神は女性の神なのだが、
「カップルで伊勢神宮を参拝すると神が嫉妬して二人の仲がうまくいかなくなる」なんて話があるそうだ。

日本最高峰の神がそんな俗っぽい感情を持つのか?と疑問に思ったが、実は日本書紀や古事記にそんな記載はないらしい。

江戸時代の伊勢には古市という大きな歓楽街があったので、遊郭の男性集めのためにできた作り話では?という仮説があるらしい。

確かに、そっちの方が納得の理由だ。

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