うつ病の僕が筋トレを習慣に出来た5つの要因

元々体重52kgくらいだった僕が薬の副作用やらで74kgのウエスト94cmまで太り、膝も壊し太ももが肉割れし、鏡を見て絶望したことで筋トレで体型を変えようと決意した。

そしていつの間にか、どこに行っても筋トレのことばかり聞かれるメンヘラマッスル作家になってしまったが…別に僕はジムに通ってるわけでも毎日筋トレをしているわけでも365日食事制限をしているわけでもない。

僕が最も避けたいのは病気の悪化なので、筋トレもストレスにならない範囲でやっている。僕のTwitterでアンケートを取ったところ、うつ病の人で筋トレに興味がある人はかなり多いみたいなので、うつ病の僕が筋トレを習慣に出来た5つの要因を紹介する。

①体調が悪い時はやらない
…ある意味これが全てか？？
月曜日は筋トレの日と決めたからといって、月曜日が筋トレ出来る体調かはわからない。低気圧かもしれないし気温差が激しいかもしれないし、中途覚醒や早朝覚醒で疲れるかもしれない。
それでもつい頑張ってしまう人が多いみたいだが、体調が悪いのに無理やり筋トレをしたらケガをするリスクが上がってしまう。整形外科まで行く羽目になったら最悪だ。
ちなみに、よく僕は毎日筋トレをしていると誤解されるが僕は最初の半年くらいは週1～2、今でも週2～3日しか筋トレしていない。しかも1日20～30分だけ。体調の悪い日はやらないし通院の日もやらない。

うつ病の人は何事もやり過ぎてしまうみたいなので(超ブーメランだが)、ちょっとサボり気味くらいの感覚でやってちょうどよい。

②過去の失敗は意志の弱さではないと理解する
◯◯だけを食べるダイエット！１日１食□□kcalしか食べない！飲むだけで痩せる酵素！…こんなフレーズのダイエット法を試した経験はないだろうか？そして、全く続かなかったのではないだろうか？

続かなかったのは意志や根性のせいではない。やり方が間違っているからだ。間違ったやり方で正しい結果が得られるわけがない。もし過去のダイエット経験から今回も続かないんじゃないかと心配しているなら今すぐやめよう。

まず、特定の食材や飲み物しか摂らない生活は最初は体重が落ちるし痩せる(正確にはやつれてる)から効果がある気にはなる。が、そんなものは単なる栄養不足なので、栄養不足でも生きられる体になるために筋肉が減り内臓が動かなくなり爪や肌や髪がボロボロになる。そんな無茶な生活を続ければ最後は死ぬので脳は暴飲暴食スイッチを入れ、強制的にリバウンドしてしまう。つまり、絶対に続かないということ。
生命維持のために脳が正常に働いた結果なのだから意志や根性の問題ではない。失敗というニュアンスとも違うかもしれない。筋トレの邪魔だから忘れよう。

③テレビや雑誌の筋トレを参考にしない
もちろん正しい情報もあるが…多いのは、毎日20分この種目をやるだけ、朝昼晩5分ずつこの運動をやるだけ、毎日この歩き方で一駅歩くだけ…など。
毎日決まった時間きっちりなんてまず無理。(うつ病関係なく無理じゃね？)
4～5日続いたところで用事や体調不良で1日出来なかったらストレスと罪悪感でいっぱいになる。そんなことを繰り返していると、興味があるから始めた筋トレがいつの間にかやらなきゃいけないからやるという状態になってしまう。そんなのつまらなくてまず続かない。
やりたい時に思いっきりやる。これでよし。

④代替医療としてやらない
もし主治医から治療として筋トレを指示されたのであれば僕のnoteではなく主治医に相談しよう。治療としてやる筋トレではなく、興味あるから、やりたいからやる筋トレはあくまで趣味。代替医療ではないので注意しよう。
趣味の筋トレはアニメ鑑賞やカラオケと同じ。代替医療ならそれこそ服薬と同じで言われた通りきっちりやらなきゃダメだが、趣味なんだから好きなように楽しい範囲でやろう。

⑤他人の価値観を無視する
筋トレをする理由は人それぞれ。筋肉をつけたい人もいれば効率良くカロリー消費をしたい人もいるし、運動習慣をつけたい人もいれば器具をガチャガチャやるのが楽しいからという人もいる。
だが筋トレをしていると言うと「走った方が痩せるよ！」「もっと自分を高められる趣味にしたら？」「腕の筋肉もつけた方がバランスいいと思う」などと、余計な口を出してくる人がいる。
だが、ホラーが好きな人にアクションの方がいいなんて言うのはおかしいし、マンガが好きな人に小説の方が自分を高められるなんて言うのもおかしい。

自分の趣味なんだからそもそも他人に口を出される筋合いはない。口出しする方がおかしいんだから「知るかボケ」と無視して、やりたいようにやろう。

僕はこの5つを最初に決めていたわけではないが、今振り返ってみると筋トレを歯磨きの如き習慣にした要因はこの5つをやっていたからだと思う。

よく考えたら筋トレはたかが趣味。動機が何であれやりたいから始めたんだから、読みたい時に読みたいマンガを読むように、観たい時に観たいDVDを観るように、筋トレしたい人が筋トレしたい時に好きな筋トレをやればいい。