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デジタル=速い+便利。つまり、悪事も便利で速く忍び込む。子供を守る必要があります。

タイトル画像:子供が猫とお茶を楽しんでるイラスト

デジタル庁発足、デジタルの日制定、DXという流行、などなど、「デジタル幻想」がはなはだしい、とお嘆きのIOT界隈の皆様。

私も同じです。

特に教育については心配することだらけで、思わずこんな記事も書きました。

所詮技術の進歩ですけど

デジタル、ということば。何か素晴らしい技術要素みたいに使われることが多いのですが、単に1と0の2つの値で処理する、というだけです。

技術は進歩します。というか、技術者や社会が進歩させています。

その中で、ある種の処理が、1と0を駆使してやった方が汎用性も高く、安定的に安価に色々な処理が行えるから、そこが発展してきただけ。

デジタルだから良い、ではない、悪いことも

良い刃物は料理に役立ちますが、使い方を変えれば人を傷つけることにも役立ってしまいます。

同じ同じ。

デジタルとかいうお題目で便利な技術ができても、悪事もはかどってしまうのです。単なる道具ですから。

それを恐れて対策をした業界がある=ゲーム業界

あらかじめ悪事を防ぐことがマストだった金融系は、いわゆる抜け道を一生懸命ふさぎました。

結果、そんな必要もないので特に楽しいものでもなく、便利なサービスはできました。

でも、日常では便利+楽しさも必要。

その便利や楽しさを提供する業界でデジタルをかなり駆使ししているのはやはりゲーム業界。

こちらは、一件遊びというなごやかな領域なので、このあたりがおろそかになったりしそうですが、逆です。

生きるのに不必要なものだからこそ、悪事が蔓延したら、顧客が離れていきやすいのです。必要なものは、多少使いにくくても使わないといけないのとは対極的。

ゲーム屋の思想1:ズルをする人は必ずいる

世の中みんな仲良く、平和に、地球を守りましょう!とキャンペーンをしても、紛争はなくならないし、ゴミを適切に処理しない人はたくさんいます。

教室にいる30人も同じです。みんな、ちゃんと配布したiPadでお勉強しましょうね!などとお花畑でポエムを語るようなことを言っても、現実はエロ動画を見るし、ゲームをしまくる子は必ず発生します。

なぜなら「できてしまう」から。そして。

何もしなければ。

何もしなければそうなる

そうなんです。何も対策をしなければ、絶対そうなります。

であれば、何かすべきなんです。

ゲーム業界は何をしたか。

まずは、必ず「ズルをするユーザーは存在する」という認識からスタートします。

ゲームのシステムはかなり複雑です。設計者が意図した動作を組んでも、ショートカットや抜けが出てしまうことはあります。なので、そこは徹底的につぶします。

結果、「極力悪いことができないような仕組み」を作ります。

余計なことができないように。でも、楽しさは損なわないように。

これを作る時、大事なことがあります。

自分がズルをしてみる検証

自分が「楽して不正をして儲ける」ことを知恵を絞って考えて、試してみることです。

なにせ、その行為そのものに楽しみを見出すタイプの人もたくさんいます。そんな連中に太刀打ちするには、その考え方を忘れずに、先回りして穴をふさぎ続けることをする。

これはなかなかハードです。

画像1

画像:ノートPCで悪いことしてる人のイラスト

先生、悪いことをちゃんとやってみて

悪いことするなよー、と言ってるだけじゃダメです。自分でもやってみてください。そうすれば、言葉だけではダメ、システムをそのように設計しなければだめ、ということが分かります。

その上で、設計をどうしよう、となるのが本当のサービス設計。今は、途中の状態を生徒で試してしまってる、サービス目線だとあり得ない状況なのです。

結論:これが理解できない人は子供にフルスペックの情報機器を渡してはいけない

キツい言い方ですが、心からそう思います。

悪い事は悪いことができる仕組みがあるから起こる面もあるのです。

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