見出し画像

超私的楽器論 バンド編 パート分け大作戦!

吹奏楽三大問題

他の2つは何があるか決めてませんが!

新入生のパート分け問題は大切な問題なのに、放って置かれてる、「大問題」だとおもってます。

その解決法を作りましたので、ぜひ、4月から実行してみてください。

何が問題か?

希望を持って音楽室に来てくれた新入生。こんな演奏したい!とか明るい希望に満ちているに違いありません。

実際に行われるのは、パートの希望調査と実際の割り振り。

これ、

●誰がやってます?
●なんの根拠で?
●そのセレクションの責任者は?

こんな普通の社会人なら気をつける事が、全く適当に行われてませんでしょうか?

しかも、たかだか2年ほど前に楽器を始めた「先輩」が仕切ったりしてる。理由も「唇がキミは厚いからチューバだな」とか、超適当。薄い唇の名手なんて山ほどいます。

希望の楽器につけなかった新入生のモチベーションはどんな感じでしょう?実は希望の楽器につけなない人の方が多い。

画像1

当たり前です

1ヶ月前に小学生だった新入生、

オーボエ
バスクラ
ユーフォ
ファゴット
パーカッションが多数の楽器を担当

なんてちゃんと知ってるでしょうか?

非常に乏しい知識で知ってる楽器の名前の方が少ない。希望を出せば、ラッパ、サックス、フルート、クラリネットに集中するのは当たり前

そこでジャンケンや抽選をすれば希望の楽器になれない人が多数発生するのは当たり前

よくもこんな方法を長年放置してきたもんだ。

そこで解決法!

のブログを書いたのですが、ざっくりまとめますと。

プレゼン&お試し&デモ

です。

①プレゼン

どんな楽器か?をしっかり説明します。考えやすいようにテンプレートにします。

●楽器の名前、カテゴリー。
 ・クラリネット、木管
●バンドの中の役割
 ・主に旋律が多い、割と吹いてる時間が長い、通常3つのパートに分かれて和音にしてる、オケで言えばバイオリン、など
●楽しいところ
 ・旋律担当
 ・広い音域
●難しいところ
 ・指遣い
 ・不安定な自然素材のリードを使うこと
 ・親指重い
 ・リードミス目立つ
●どんな練習?
 ・ロングトーン
 ・スケール練習
 ・曲の練習
●パートの雰囲気、特徴
 ・なんやかんや
●こんなところで使われてる
 ・映画やアニメのあのシーン、あのフレーズなど

画像2

この楽器は鳴らせば分かりやすい↑

②お試し

実際に拭いてもらいましょう。ちゃんと消毒した状態のマウスピースを人数分用意して。

絶対笑わない

最初から音が出る人はいません。むしろ応援しましょう。ここで彼らの音楽人生が決まるかもしれません。ぷーでもピャーでも音が出たら褒めまくります。先輩の器の大きさを見せるチャンス!

注意をさせる

高価な楽器を扱う、というのはしっかり認識してもらいましょう。制服のボタンでの傷にも気をつけます。ロッドに力がかからないように持ち方も優しく指導。上と同じ、怒ってはいけません。優しく、応援する気持ちで。先輩の器の…以下同じ。

③デモ

ここで先輩の先輩たるところをアピール。実際に音を聴いてもらいますが、ここで注意。吹奏楽オリジナル曲はNG。

鬼滅の刃から、とか、パプリカとか、そんな感じで。関西のトランペットパートはあまり悩まなくて良いです。吉本新喜劇のオープニングで大丈夫。

もちろん吹奏楽オリジナル曲で新入生が驚けるようなものがあれば、紅蓮華の後に吹くのはもちろんOKだし、効果的。オケの有名曲のフレーズでも良いです。

画像3

これを全パート体験させます

新入生を5人くらいのグループに分けて、1つのパートにつき20-30分くらいで。スタート位置をずらして並行して流していけば、数日で終わるでしょう。

何が起こるか?

これをやる前に希望調査して、これをやった後に希望調査すると、見事に分散するのがわかると思います。

さらに、すべてのパートの先輩たちとの顔合わせも終わってるわけで。

希望調査も納得した上で書いて、第二希望も適当じゃなく、選んだ理由がハッキリするので、第一から外れてもガッカリ度は低い。

さらに

モチベーションも上がります。クラブの雰囲気も良くなります。みんな納得してます。準備のために先輩たちも気持ちも新たになります。

つまり。

クラブ全体のエネルギーが活性化されるわけです。

やらない理由はない!




まだまだ色々と書きたい記事もあります。金銭的なサポートをいただけたら、全額自分の活動に使います!そしたら、もっと面白い記事を書く時間が増えます!全額自分のため!