聴覚に障害がなくても字幕があるとより映画が楽しめる場合も。障害者サポートは他の人にも便利をもたらす。

タイトル画像:動画に付けられた字幕のキャプチャー画像

聴覚に障害がある人は、映画を見るときに字幕が必須です。日本語の活字より、手話を先に覚える人もいるので、手話通訳がワイプで入ってる方が分かりやすいかたもいます。

普通映画で字幕上映されるのは、外国語の映画。邦画に字幕は特殊な場合を除いてはありません。

日本語映画に日本語字幕。聴覚に障害がなければ必要ない、と普通に考えればなりそうですが…

ウォシュレット、みんな便利に使ってますよね?という話に展開していきます。

最初は洋画で気付いた

インターステラーという映画。人類の危機に、居住可能な星を探索するという話。

下のリンク:ワーナーのインターステラー公式webページ

この映画の特徴は、とにかく物理的な説明の多いこと。自分も理系の端くれだったつもりですが、これがもう字幕を追っていてもリアルタイムでは分からない。

ならば、とこれを、ゆっくり止めながら見ていって、一つ一つの単語をときにググったりしながら見ると、かなり納得できました。

これまでの字幕の役割は単なる言葉の変換、という捉え方をしていたのですが、この映画の字幕は、ある種のデータベース。

字幕には多くの情報が畳み込まれている、ということに気づいた作品です。

次にシンゴジラで

邦画なので通常は字幕は不要、と思ってたところ、日本語字幕上映の記事が目に入り。

下のリンク:シンゴジラ日本語字幕上映のツイッターによるお知らせ

体験した人のコメントで「そんなセリフ言ってたのか、と改めて気付いた」。

シンゴジラのセリフの特徴は、

・やたら早口
・行政関連の用語の多用
・難しい四字熟語等の表現の多用

があります。

それで自分でも、字幕ONで確認!すると、これらの単語をかなり聴き落としていたことが分かりました。

セリフをデータベースと考えると、かなり情報をロストしていたことになります。

日本映画には「字幕上映」は普通には無いから、サポートサービス

通常の上映で、日本映画に日本語字幕はありません。

そのため、聴覚障害を持つ人は、ハロームービーというアプリを使い、グラスを借りて、字幕を見ることができます。

このアプリは、視覚障害を持つ方には音声ガイドも提供できる、ハイブリッドサービス。

下のリンク:ハロームービーについての自分の記事

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日々の生活で、障害のある方に接してる人は少ないと思います。 幸い様々な方と仕事で知り合い、様々な気付きがありました。その気づきを書いていきます。 一見雑に見えることも書きます。リアルな接触体験は、ヒューマニズムに溢れたものばかりではないのです。 そのため、少しだけ敷居を作らせていただきます。

様々な障害を持つ友人がいて、一緒に活動するだけで、様々な知見が得られます。無力を感じることも。 でも、少しでも自分の気づきを世の中にシェ…

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