57. 「この街はまた来たいな」、寒空のもと白い息をはきながらそう思った
2019/1/24 Vienna
ウィーンに来て三日目。今日は午前中の大きなミッションとして、洗濯をしてしまいたい。洗濯機を借りることはできるのだが、エアビーアンドビーのホストがお昼近くになっても起きてくる気配がない。
「困ったな、外へ出てコインランドリーを探そうかな」と思っていたら、ダイニングに物音がした。移動してみると、ホストが起きたばかりの眠そうな顔でコーヒーを淹れている。
「洗濯機を借りることはできますか?」と尋ねると、「もちろん!」と威勢のいい返事。でも「起きたばかりだから、コーヒーを飲み終わるまで待っててくれる?」と言われ、再び自分の部屋へと戻った。
しばらく経ったあとに部屋をノックされて、無事に洗濯機を使うことができた。ここから洗い終わるまでさらに1時間待ったあと、洗濯物を部屋のなかで干してから外へと出かけた。
時刻はすでに午後1時を過ぎていた。午前中に終わらしてしまいたかったけれど、まあしょうがない。ホテルに泊まっているわけではないので、思い通りにいかないことはよくあることだ。
*
あいにく今日はどんよりとした曇り空で、外はすでに薄暗かった。写真を撮ろうにも厳しい感じ。
賑やかな通りで少し散歩をして、ベトナムのフォーの店を発見した。フォーは大好物なので、こういう店を見るとつい食べたくなってしまう。
店先のメニューを見るとどれも10ユーロ以上と高めだが、入ってみることにした。
フォーの種類に鶏肉や牛肉、野菜などがあり、さらに麺を「ラーメン・うどん・米麺」から選べる。
「ラーメン?ほんとに日本のラーメンみたいな麺が出てくるのだろうか?」と興味が出て、ラーメンを選択。出てきた麺は小麦粉と水だけで作ったと思われるきしめん風のものだった。
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