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めちゃくちゃ気分がいい朝


毎日更新166日目。

今日は15時からバイト。

僕は朝8時に起きてゴミを出し、少しM-1の動画などを観てしばらくしたら支度をして、家の近くのガストに行きモーニングを食べながら今度やる新ネタを書いた。

充実した朝である。

こんなに有効に朝からバイトまでの時間を使えた事はなかなかない。

凄く得した気分だ。

ちなみに僕はバイトまでの時間をダラダラ無駄に使ってしまうグータラおデブちゃんでおなじみである。

そんな僕が今日なぜこんなに有効に朝から昼までの時間を使えたか。

それは

朝目覚めた瞬間、めちゃくちゃいい気分だったからである。

気分がいいので色々な事をやる気になり、充実した朝を過ごせたのだ。

では、どうして気分がよかったのか。

それは昨日の夜に遡る。


昨日の夜、僕は布団に入って目を閉じてから非常に焦っていた。

また一日が終わってしまった。

朝から晩までバイトして、何もなく一日が終わってしまった。

こんな事をしていたらすぐに時間は過ぎ去るだろう。

気付けばもう38歳。

すでに時間は過ぎ去っていってるのである。

一体どうすれば、、、


そんな事を考えながらバイトで疲れていた僕はいつの間にか寝ていた。

そして僕は起きてからも覚えている、めちゃくちゃハッキリとした夢を見た。

夢の中で僕はどこかの喫茶店にいた。

イスに座り、向かい側には高校ラグビー部からの友人であるめちゃくちゃ変な人、通称変人が座っている。

喫茶店で僕と変人は何か会話をしているのだが

二人とも様子が変なのだ。

二人ともシワシワのヨボヨボなのである。

夢の中の変人がかすれた弱々しい声でこう言う。

「俺らもう70歳なってもうたで、、、」

そう。

夢の中の僕達は

70歳だったのだ。


70歳の僕は嘆き続ける。

「いつの間に70歳なってもうたんや、、、」

「50代の事、全然覚えてへん、、、」

「60代なんてあったっけ??」

「彼女いない歴70年て、、、」

「俺ら何か歳の数え方間違えてるんちゃうんか」

「嫌や。70歳なんて嫌や」

そして夢の中の僕はこう言った。

「若かった頃に戻りたい、、、」

目の前の変人はグッタリしている。

そこには会社の忘年会の余興でマイケルジャクソンのモノマネをして踊っていた変人の姿はない。

僕は絶望し、何もしてこなかった自分を悔いた。


まさに悪夢。

僕はたまに変な悪夢を見るが、中でも今回のはかなり強烈だった。

目を覚ましてからも少しの間、自分が70歳だと思い込んだままだった。

そして徐々に意識がはっきりしてきて、ようやくさっきのは夢だと気付き、自分が38歳である事を思い出したのである。

70歳が夢で38歳が現実と気付いた瞬間の安心と喜びは尋常ではなかった。

一回70歳だと思ってからの38歳は

めちゃくちゃ若いのである。

ここから何だって出来るのである。

希望しかないのである。

そう思うと

38歳が光り輝いて見えてきたのだ。


こうして僕は結果的に良い朝を迎えた。

前に何処かで聞いた事がある「自分が未来からタイムスリップしてきたと思えば今の自分をもっと変えていける」みたいな話の変化版である。

70歳だと思い込んでから、38歳である事に気付く。

こうなれば何気無い日々に希望が溢れてくるのである。

これを読んだ方、もし機会があれば試していただきたい。

何とかして70歳の夢を見てもらいたい。

きっといい朝が迎えられるはずだ。

それでは、また明日。




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