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書評「バスケットボール戦術学 《2》 オンボールスクリーンをひも解く」

著者の小谷さんから献本頂きました。ありがとうございました。(書評遅くなってすみません)

本書は以前書評を書かせて頂いた「バスケットボール戦術学 《1》 オフボールスクリーンをひも解く」の続きともいえる1冊。

前回の書評にも書いたのですが、近年のバスケットボールでは、ボールを持っている時のアクションだけでは、相手を攻略するのが難しくなっています。選手の技量やスピードやパワーが上がり、コート上のスペースが狭くなるなかで、いかに相手を外し、プレーしやすい環境を作り出すか考えるとき、ボールを受ける前に、相手から距離をとったり、相手の逆を取る動きだけでは、相手を外せなくなっています。

相手を外すためにバスケットボールで使われるのが、スクリーンプレーです。スクリーンという「ついたて」に相手をぶつけ、マークマンを外して、自分に優位な場面を作り出すプレーのことを「スクリーンプレー」と言いますが、ボールがない場面で使われるスクリーンプレーが「オフボールスクリーン」、ボールがある場面で使われるのが「オンボールスクリーン」です。

近年「ピック&ロール」というプレーがバスケットボールで多く使われるようになり、オンボールスクリーンの重要性が高まっています。本書はプレー別に「オンボールスクリーン」の活用法と対処法を詳しく紹介している1冊で、「1」と併せて読んで頂くことをおすすめします。

なお、「ピック&ロール」については、こちらの本もおすすめです。



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