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中村憲剛の身体能力の凄さについて語る

2020年シーズンを最後に川崎フロンターレを引退した中村憲剛。中村憲剛の引退を華々しいものにすべく、noteでも中村憲剛に関するnoteを募集する企画が行われていました。

投稿されたnoteは全て中村憲剛本人が目を通し、本人が印象に残ったnoteを紹介するというサポーターにとっても嬉しい企画でした。

なお企画開催中の僕はどう考えていたかと言うと、中村憲剛に関することはnoteに書くのは企画が終わってからにしようと思っていました。

僕がそう考えていた理由は2つあります。

1点目は天の邪鬼だから。川崎フロンターレのことだから、中村憲剛のことだから、ハッシュタグがついたnoteは全て目を通すであろうと思ったので、終わった後にひっそり公開しようと思ったのです。

2点目は何を書けばよいか分からなかったから。僕なりにこんなテーマで書いてみようというアイデアはあったのですが、12月から1月にかけては他のことで頭がいっぱいで、なかなか書く気になれませんでした。書く気になれなかったこともあり、一段落して、企画が公開されたらひっそり公開しよう。そう思ったのです。

僕が中村憲剛について書くなら、最初からこのテーマにしようと思ってました。それは中村憲剛の「フィジカル(身体能力)」について。多くの人が中村憲剛を語るとき「身体が小さい」「身体が細い」とか「フィジカルが弱い」という前提のもと、ボールを扱う技術の高さや認知・選択・実行の正確性とスピードを評価するし、本人も引退セレモニーでこう語っています

僕は小さい頃高校は入ったときは小さくて、今も体は華奢(きゃしゃ)ですし、強くないですけど40歳までプレーすることができました。何が言いたいのかと言うと、体の小ささや身体能力とかはハンデじゃないということ。

でも、僕はずっと中村憲剛のプレーについて、いつもこう思っていました。「身体能力が高くないと実現できないプレーだ」と。

僕がこう考えるようになったのには、理由があります。10年以上前に、20代の頃までよくサッカーを観に行っていた友人が「中村憲剛のプレーはスピードがないとできないプレーをしている」と語っていたからです。僕が頭の中で漠然と考えていたことに対して、友人が補足してくれたことで、僕自身の仮説はそんなに間違っていないのではないかと思うようになりました。

中村憲剛の身体能力の凄さを紹介した記事

そして、中村憲剛の身体能力の凄さについて書かれたこの記事を読んだとき、僕の仮説は確信に変わりました。

それは、こんな記事です。

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