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「介護ロボット等の活用による、特定施設の人員配置基準の緩和は『見切り発車』ではないか?」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年12月5日(火)第1117号*****

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「介護ロボット等の活用による、特定施設の人員配置基準の緩和は『見切り発車』ではないか?」
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 次期介護報酬改定で「介護ロボット等の活用による、特定施設の人員配置基準の緩和」が大きな論点になっているが=画像・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工=報酬改定の議論全般が終盤に差しかかった現時点で、同様の内容が継続して論点に掲げられている点について「見切り発車ではないか?」との指摘が相次いだ。

 昨日(12月4日)開催された介護給付費分科会で、複数の有識者から「これまでの議論でも反対意見が多かった中で、なぜ今もって同様に(基準緩和の方向で)議題として取り上げられているのか?」等との「反対」意見が相次いだ。

 これに対し事務局(=厚労省)は「『反対』意見が多かったとのご指摘だが、一定の『賛成』意見も多かったと認識している。ご懸念を持たれないように、実際の運用の中で、懸念等を解消する方向で取り組んでいきたい」等と「反論」した。

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