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「来日した外国人介護人材の方々には、例えば『初任者研修』をクリアする期間を……」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年10月6日(金)第1079号*****

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「来日した外国人介護人材の方々には、例えば『初任者研修』をクリアする期間を……」
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 介護人材不足の対策の一つとして、厚生労働省は外国人介護人材の「業務拡大」を図るべく、今年7月から有識者会議「外国人介護人材の業務の在り方に関する検討会」を開催している。

 その大きな論点の一つに「人員配置基準への算定要件の見直し」がある=画像・厚労省HPより。緑色と黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。現在は、例えば技能実習制度では「就労開始後6ヶ月を経過した者」等の条件があるが、これを特定技能等と同様に「来日後、すぐに算定して欲しい」との要望が、介護業界から上がっている。

 これには「反対」意見もある中で、検討会の座長を努める臼井正樹・神奈川県立保健福祉大学名誉教授は「方法論は色々とあるが、例えば来日後に『初任者研修』をキチンとクリアして頂く期間を取ったらどうか?」等と提案した。

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