限界お昼ごはん
こちらの記事を読んで、考えが似ているところがあると思い、自分の「昼食事情」を話したくなった。
一応「弁当」のジャンルに入るだろうか。私も毎日持って行っている。
正確には弁当というか、謎の物体である。
これにすべてが詰まっている!
その名はおにぎらず
謎の物体の正体は、「おにぎらず」。
この単語が一般的にどのくらい浸透しているのかわからなかったので検索をしてみたところ、どうやらクッキングパパに載っていたものが発祥らしい。
じゃあ大丈夫だな(謎の信頼)。
さて、私のおにぎらずはこんな感じで作成されている。
この日はゆかりごはんと大きめハンバーグ。
ハンバーグは肉屋で買ってきた冷凍のもので、先にレンジであたため、フライパンの上で水分を飛ばしたケチャップまみれにさせておいた。
この上に、少しごはんを載せる。
折りたたむとき、崩壊しないようにご飯粒でちょっとのり付けをすると安定感が増す。(封筒に封をするような感じ)
アルミホイルにキッチンペーパーを敷いて、手早く包む。下から、左右、上。最後はマスキングテープで留めている。
完成!!
これひとつが私の「お弁当」となる。
バイト先の昼のチャイムが鳴ると、かばんからおもむろにアルミホイルのかたまりを取り出し机の上に置く。ずっしりといい重みを感じ、メリメリとホイルを剥がして角からひとくちかじる。いや〜今日もよくできた、とひとりニヤニヤしてしまう。
やらない、をやる
このスタイルになったのは、とにかくやることを減らしたかったからだ。
お昼をどうするか考えない(※具のバリエーションはちょっと考える)
弁当箱を持ち帰らない&洗わない
コンビニなどへ出かけて商品を選ぶ時間とお金を使わない
試行錯誤の結果、これが合っていたようで、飽きっぽい割に1年近く続いている。「やらない、をやる」ことで、結構楽になった。
最初は慣れるまでコンビニで買ったりしていたし、外に出て公園とか休憩スペースで食べていたりもした。気まぐれで迷うのは楽しいが、選択肢が増えるということでもある。外に出てみたら思ったより暑い寒い風が強すぎる座る場所がないなどアクシデントもある。
時間と思考を使うのは「何を、どこで、(買うか)食べるかの決定」
→ メニューを1種にしてデスクで食べる。一番面倒なことは「食べた後の弁当箱の存在」オフィスで洗うのも、疲れて家に帰って使った後の弁当箱を開けるのもしんど…
→ 容器に入れるという発想をなくす。謎の物体感があろうとも。
これが選択の可能性をそぎ落とした今の時点での最適解なのだ。
最適化…というか限界化している気もするが、まあいいだろう。こんな感じで「やらない」をちゃんと取り出して、きちんと「やらない」と決める。
その繰り返しでやっと脳に仕事をするスペースができ、なんとかギリギリ社会に紛れ込めるようになってきた(気がする)。
限界おにぎらず1個弁当、おすすめです。
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