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自分の中の何かが変わってゆく日々

人生の中には、「脱皮」と呼ぶしかないような劇的な変化を迎えることが何度かあるが、それとは違い、最近の私は珍しく少しずつ何かが変わってゆくような感覚を感じている。

「何か」ってなにかというと、例えば以前に好きだったものにあまり興味が持てなくなっていたり、昔のことを考えなくなってきたり、人との付き合い方が変わってきたり、食べたいものが変わってきたり…そうだな、一言でいうと「好みが変わった」または「変化が緩やかになった」と言っていいのかも。

それは双極性障害の薬の影響かもしれない。

とにかく以前の私は「思い立ったが吉日」とばかり、一目惚れで家を買ったり、見知らぬ土地に引っ越したり、持ってる物のほとんど全部を捨ててしまったり、今まで付き合いのあった人たち全部を切り捨てるようなことを平気でやってきた。

新しい自分、まっさらな自分になりたかった。。。と思っていたけど、いま思うと単なる躁状態かもしれない。とにかくパワーがみなぎって、3時間くらいの睡眠で十分で、新しいことにどんどんチャレンジしちゃうって、一見良いことに思えるけど、後で地獄の鬱状態が待っているからタチが悪い。

16歳くらいからそんなだったので、自分も周りも「そういう性格」と思っていたけど、今更ながら躁鬱病だということが発覚して、ついでに自閉スペクトラム症も発覚して、さらに難聴やらなんやらも発覚して…

今までよくひとりで頑張ってきたなぁ、わたし。

ずっと生き急いできた人生だったけど、この後はもうゆっくりでいいんだ。ゆっくりとした変化を受け入れて、自分が思うように生きていきたい。