喫茶店店主の優しさに捧げる4コマ
こんにちは。
バレーボールの授業中にバスケのゴールにボールを入れたことがある にピ です。運動神経の悪さとコントロールの悪さのコラボが生んだ奇跡です。
DIYの専門商社、和気産業で会社の公式Twitterの画像や4コマ漫画を担当しています。見ると人生観が360°変わるとの噂です。
文章をよく読んでから、怖がらずにリンクを開けてみましょう。
さ、先月末のnoteにて、
という話をしていたので、先月の一番のお気に入り漫画の制作過程を振り返っていきましょう。
お待たせしました。誰も待ってないかもですが。
記事はこの内容でした。
かいつまんで言うと、便利グッズを机に集めて置いておくと便利だって話です。
本当に便利なグッズがどんどん出てくるので、ぜひ読んでいただきたいです。
はてさて、漫画の話ですが、
タイトルの「リビングに置くお道具箱」という言葉から、ダイニングテーブルに置いてても便利そうだよなと思うようになり、
ふと「お道具箱で机がいっぱいになって、結局どこに何が入ってんのかわからなくなる」というネタを思い浮かべました。
そこから、もしそれが『誰かのために…』という善意で置かれたお道具箱だったらどうなるだろう、と考えるようになり、優しさが行き過ぎるが故に、逆に不便になってるというねじれた現象が起こるんじゃないか、と気づきました。
このねじれ現象を使うと決めたら、次なる作業はシチュエーション決めです。
そこで、ふと最近優しさを感じたのはいつだったかな…と考えて、ひとつ思い出したことがありました。
ふらっと入った喫茶店
大型連休に1人旅として東京に出かけた時の話です。
噂通りハチ公像って小さいなと思ったり、境内にエスカレーターのついてる神社を見つけて「これが都会か…」とギャップを感じたり、総武線で隣にお相撲さんが立っていたりと、まあ色々な体験を楽しんだのですが、3日目ともなると、なんだか予定に縛られるのが嫌になってきました。
そこで、飛び乗った電車の中で、ふと「終点まで行くとどうなるのだろう」と思い、最後まで乗ってみることにしました。(そこからでも目的地に行けることがわかったので)
徐々に人は減っていくのに一向に辿り着かなくて、少し後悔しはじめた頃に着いた終点の街。
これも何かのご縁だと、駅の周りをウロウロしていたら昔ながらの喫茶店があったので昼食をとることにしました。
常連客で賑う店内に入るのってすごく勇気が要りますね。
恐る恐る席について、少しぶっきらぼうな店員さんにビビりながら注文したナポリタン。
ものっすごく優しい味でした。しかも食べても食べても減らないボリューム感。
半分くらい食べてたら、とあることに気づきます。
セットのドリンク来てへん
賑う店内の端の席なので、店員さんにも声をかけられず。あぁドリンク忘れられたんだなと思っていたら、店員さんが頼んだアイスティーを持ってやってきて、
「あ、すいません。ちょっと早かったですかね。」
と仰ったのです。
忘れていたのではなく、お客さん全員の食べてるペースを見計らって、食後のいいタイミングでドリンクの出る、店主の粋な優しさが溢れる店だったのです。
ちょっとしたことなんですけど、常連で賑わう店の一見さんの客にも細かく気を配ったサービスをしてもらったことになんだか感動したので、「優しさといえば」でこの喫茶店が思い浮かんだのです。
そんなわけで今回の漫画がこちら。
店頭の絵は、そのお店を思い出しながら描きました。
写真を撮らなかったのが唯一の後悔でしたが、なかなかの再現度だと自画自賛しています。
店員さんへ。
サイフォンで淹れるこだわりのコーヒーが売りのお店なのにカフェインが苦手という理由でアイスティーを頼んですいません。
でも紅茶も美味しかったです。
あと、食べるの遅くてすいません。
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