協力者2

協力者求ム。

2015年11月にはじまった自営業も三年をすぎ、活動が多岐にわたってきた。

ワークショップの中身も「聞くこと」だったり「支援」だったり「作曲」だったり『魂うた®︎』だったり「ファミコン」だったり(笑)様々。

文章を書いたり歌をつくったりする量も増えた。
それ自体は楽しいことなのだけれど、一方で手がまわらない「こうできたらいいのにな」リストが長くなっている。

そこで「いまやれていないけれど、あるといいなあと思うこと」を誰かに手伝ってもらえないだろうか、と考えた。

気の合うひとと仕事をすることは、本当に楽しい。
児童館でも同僚と話しているうちに「こうしてみよう」「ああしてみよう」とアイデアが湧いて、次の仕事が楽しみになることがある。仕事って人とのあいだで生まれるんだな、という感覚が僕にはある。

そんな「楽しさと真剣さを分かち合いながら、いっしょに仕事をしてくれるひと」との出会いを求めて、協力者を募ることにしました。

具体的に、協力をお願いしたいのは、

① チラシをつくってくれるひと。

チラシっていいよなあと思う。
おしゃべりが盛り上がってきたときに「あ、こういうのありますよ」とさっと手渡すことができる。

この「手渡す」というところが好きだ。ぬくもりがある感じがして。
僕の発信はオンライン中心なので、余計にチラシのアナログ感、手のぬくもりにあこがれがある。

そこで、たくさん書いている文章の好きなところを切り張りして、いい感じのチラシにしてくれる方はいないかしらと思っている。チラシだけでなく、名刺などの紙媒体を提案してくれてもうれしい。

いままで何度か頼んだことがあるけれど、その都度、本当にいい感じにつくってもらえた。自分にはできないなあと感心するし、自分の手を離れて「翻訳」された自分の仕事を見る喜びってすごいと思う。

② 「あなたのうた」をモノのかたちにしてくれるひと。

うかがった15分のお話から、世界で一つの曲をつくる「あなたのうた」。

いま、モニターの方を募集して、試しにつくらせてもらっているのだけれど、やり甲斐がすごい。

話を聞くことも楽しいし、それが曲になっていくプロセスには驚きと喜びがあるし、お披露目したときに喜んでもらえるのも(正直びっくりなのだけれど)とてもうれしい。

なので、これはぜひ続けたいと思い、この春から本腰を入れようと思っているのだけれど、それに伴って、できた曲を「モノ」のかたちにしてお渡しできないかなあと考えている。

いまは曲なんてダウンロードすればすぐに買えるし、聴くだけならストリーミングでも、YouTube でも聴ける。

でも、目に見えて手ざわりがある「贈り物」として手渡される喜びってやっぱりある。

今回つくるのは、世界に二つとない「あなたのうた」だ。
それにふさわしい、頼んでくれた方がうんとうれしくなるような手渡し方をしたい。

というところをいっしょに考えて、形にしてくれる人を募集します。

そのかたちは、CDなのか、レコードなのか、はたまた別のなにかなのか。

そこからいっしょに考えてもらえたらうれしいですし、とはいえ、早めに形にしたいので、CDのジャケットなどをきれいにデザインしてくれるのもうれしいです。

ひょっとすると、音楽と人、歌と人との関係にもう一度、貴重さとぬくもりを蘇らせることができるかもしれないな、なんて本気で思っています。

③ マネージャーをしてくれるひと。

これはネットフリックスでドラマ「Jimmy』を観ていて思ったことなのだけれど、自分にできることを「仕事」にしてくれる人ってとっても貴重だ。

ジミーちゃんにしても、さんまさんにしても、吉本興業があってマネージャーさんがいて、仕事をとってきてくれないと、あんなに花開くことはなかった。

三年やってきたけれど、どうも僕は「売る」ということは得てではなさそうだ。それよりは文章を書いたり、曲をつくったり、次のワークショップの構想を練ったりしていたい。

自分がいやな作業を人に頼むようで気が引けるところもあるけれど、たとえば、人が嫌がる家計簿をつけるのを僕がわりと好んでいるように、人のできることを「売れる」かたちにすることによだれが出る人もまたいるのではないか。

そんなふうに思っています。
いらしたら、本当に助かります。よろしくお願いします。


ということで、以上、三つのことに協力してくれる人を求めています。

でも、それらができれば誰でもいいってわけじゃない。

◎ どんなひとがいいか。

好意的に手伝ってくれるひとに条件をつけるのもいかがかと思うけれど、なんたって「気が合うひと」がいい。限りある人生の時間をいっしょに過ごすわけだから。

あとは快感にも不快感にも正直でいられること。
「仕事」だからといって、自分を裏切らないひとがいい。
そういう人とでないと、こちらも気を遣ってしまって、率直なことが言えなくなるから。

そうして、真剣勝負をする中で、お互いの信頼関係を育んでいきたい。
仲良しであることは、真剣であることを妨げないかぎりにおいて大事だと思っている。

だから、能力よりも相性がずっと大事。
このひとなら率直に意見が交わせるし、自分のだめなところも見せられる。そんな「このひと、面白いな。もっと知りたいな」と思えるひとと出会えて、お互いの資質を交わし合って仕事がつくれたらうれしい。

◎ お金の分配について。

働いてもらうとなると、当然、お金のことはどうするかという話になる。
ここは最初は、収入の何パーセントかを分配するかたちで考えている。

でも、僕自身どんなかたちがいいのかよく分からないし「いくら欲しい?」という相談はぜひしたい。

自分自身、チャレンジが多いけれど、お金の話は人を正直にするし、背伸びをしない「こんな自分」をよく見せてくれる。その等身大の自分のままで、自然に率直に話し合えるひとと考えてみたい。


ということで、思うところを書いてみたら「どんなひとが来るんだろう」と不安になってきた。

不思議なことに「だれも来なかったらどうしよう」よりも「来たらどうしよう」の方が不安に感じる。

求人って、そういうもんなんですね。
いつも頭を下げて働かせてもらう側だったから、求人する方はもっと余裕しゃくしゃくかと思っていたけれど、ぜんぜんそんなことない。おっかなびっくり。

お互いを豊かにしてくれる、いいひとだといいなと思いつつ、好みや相性があるので、みんなにいい顔はできない。

でも、やっぱり気の合う誰かと出会ってみたい。

求人って、そんな思いでするもんなんだなあ。
そして、僕自身もそこに希望と不安を抱きながら、いまこれを書いている。

どのようなかたちであれ、出会いを大切にしたいと思っています。
ピンときた方、お気軽に声をかけてください。

2019年3月19日 澤 祐典 拝

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