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秋の香り

先日、TwitterのTLを見ていると「空気がキンモクセイの香り」とのTweetを発見。自分はキンモクセイの香りが大好きだ。こうしちゃいられないと、スマホと財布をポッケに突っ込んでキンモクセイが植っている場所へ自転車で向う。
例年ならこの辺りから甘い香りが漂ってくるはずだが、マスクのせいか香って来ない。まあ、実際に咲いているところまで行けばさすがにマスク越しでも香るだろうと、小さなオレンジの花と甘い香りに心を躍らせペダルを漕ぐ足にも力が入る。

しかしそこにあったのは、オレンジの花が見当たらない青々としたキンモクセイ。
そうか、この辺りはまだ咲かないのかとしょんぼり。すっかり良い香りを求めていた鼻はどうしてくれようと言わんばかりに、すんすん周りの匂いを嗅いでいる。何かよい香りはないか。


そうだ、コーヒーを入れよう。


夏の間はアイスコーヒーばかりだったので、あの温かい湯気と一緒にふわっと広がるコーヒーの香りを久しく嗅いでいない。そうと決まればちょっと素敵なコーヒータイムの準備だ。

商店街にある小さなお花屋さんでリンドウとセンニチコウ、カーネーションのミニブーケを、老舗のパン屋さんでふわっふわのオレンジピールの入った菓子パンを購入。ほくほくとお家に帰り、お湯を沸かしている間にブーケを生け、パンをお皿に盛り、お気に入りのマグカップで準備完了。
スペシャルな時間にしたいから、コーヒーはNINOVAL COFFEEスペシャリティコーヒー「SHINE」
マグカップを口元に持って行くと、温かい湯気と共に完熟した甘い香りが鼻をくすぐる。これこれ!


キンモクセイは残念だったけど特別な午後になり思わぬ収穫。
時間の流れが心地よい秋を楽しみながら、キンモクセイの開花を待つとしよう。


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