『センス・オブ・ワンダー』子ども心を探し求めて
子ども時代に触れたもの、感じたこと『センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性』が大人の自分を支えている。
こちらの阿川佐和子さんと生物学者の福岡伸一さんの対談本を読むまで、子ども時代が大人になってからこんなにも大切になるとは知らなかった。
子どものころの感覚というものを覚えているだろうか。
自然の中で、街の中で、家の中で思ったこと、夢中になったもの、衝撃だったこと。よーく思い出してほしい。
道に咲いている花をよく見ていた気がする。
「このふさふさとした草は猫じゃらし。本当はエノコログサっていうんだ。くすぐったそう。」
では今、道にあるエノコログサを見て同じことを思うだろうか。
いや9割はなんとも思わない。なんなら目にもとまっていない。
気が付けばあの頃の感覚はなくなってしまっていた。
子どもの頃の感覚を大人になってから感じるのは難しい。
考えることが増えてしまったからだ。お金のこと、仕事のこと、対人関係、生きるために考えなくてはならないことがたくさんで、悩んでいる自分が嫌になってしまう。
そんなときはもう一度子どもの頃の感覚を思い出してみる。
道に咲くエノコログサに目を向けて、「このふさふさとした草は猫じゃらし。本当はエノコログサっていうんだ。くすぐったそう。」ともう一度思ってみると、少し楽しくなってくる。
子どもの頃の感覚というのはしっかりと心に刻まれている。
子どものときに夢中になっていたことに大人になってもう一度触れてみると、心の中に隠れていた感覚『センス・オブ・ワンダー』が呼び起こされる。
何か楽しい発見があるかもしれない。もういちど夢中になれるかもしれない。気持ちが楽になれるかもしれない。もしかしたらそれが生きがいかもしれない。
今の自分に行き詰ったとき、子どもの頃のことを思い出してみよう。
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